Ubuntu 22.10 "Kinetic Kudo"リリースです。デスクトップ環境としてGnome 43、カーネル5.19シリーズを搭載。
geditは姿を消し、gnome text editorに変わりました。
Ubuntu独自の設定は、”設定”の”Ubuntu Desktop"へ集約・・・
”ファイル”はGTK4ベースとなったため、ウィンドウサイズにより、サイドバーが自動的に表示・非表示になります。これは割に面白い。。
サウンド系では、サウンドサーバーが、PipeWireに変更されましたが、表だって操作上の変更は見当たりません。高性能ワイヤレスホンを接続して使う事が容易になるため、これはこれで○です。
サポート期間は、LTSではないので9ヶ月。テストはされていますが、品質はLTSには及ばないため、安定性を重視するならば、Ubuntu 22.04 LTSに留まるほうが良いです。次期LTSに向けて、最新機能を取り込んでいるため、こういった最新機能や、最新のハードウエアを使用したい場合は本リリースを使用すれば良いものと思います。
Gnome40系デスクトップカスタマイズのためのTweaksや、extension managerはpre-install対象では無いためカスタマイズしたい方は、これらを別途インストールする必要があります。
と・・言うことで今回は、Ubuntu 22.10 "Kinetic Kudo"に関して、インストール、初期設定等に関して投稿を進めて行く事とします。
1.概要
(1) デスクトップ環境:Gnome 43
(2) カーネル:5.19シリーズ
(3) ソフトウエア管理:”Ubuntu ソフトウェア”によるdebパッケージsnapパッケージの統合管理
(4) インストールメディア入手方法
インストールメディア作成用ISOファイルはサイズが3.8GBと大きいため、以下リンクの”Ubuntuのリリースイメージ”に記された国内ミラーサーバーから取得した方が無難です。
→https://www.ubuntulinux.jp/products/JapaneseMirrors
2.インストール
インストールの流れはUbuntu 22.04と変わりませんのでここでは割愛します。
→https://www.linux-setting.tokyo/2022/04/ubuntu-2204-lts-jammy-jellyfish-gnome.html
3.初期設定
インストール後、最初のlogin直後に表示される初期設定Windowでは、オンラインアカウント、プライバシー等の設定が行えますが、これもUbuntu 22.04と同じですので割愛します。
→https://www.linux-setting.tokyo/2022/04/ubuntu-2204-lts-jammy-jellyfish-gnome.html
3.1 repositoryの最適化とシステムアップデート&アップグレード
repositoryは国内ミラーサーバーに設定されているため、変更の必要はありません。
システムアップデート&アップグレードは、対象項目があれば、ポップアップメニューが表示されますので、これにしたがってインストールすれば完了します。Ubuntu 22.10リリース直後にインストールしたため、今回はこのポップアップメニューが表示されませんでした。
コマンドでシステムアップデート&アップグレードを実施する場合は、ターミナルを起動し、以下を投入します。
→sudo apt update && sudo apt upgrade && sudo snap refresh
3.2 時刻の調整デフォルトでタイムサーバーと同期設定されていますので、この箇所は設定の必要がありません。Windowsとのデュアルブート構成の場合は、Ubuntu 22.10使用後、Windows側の時刻が狂いますので以下コマンドを投入してこれを収拾します。
→timedatectl set-local-rtc true
4.日本語化残処理
パネルの"JA"上でマウス右ボタンクリック。表示されるメニュー中の”日本語(Mozc)”を選択 |
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