anriX 17.4 〜高難易度&最軽量・軽快Debian 9.8(Debian stable)ベース・・日本語化&基本設定アップデート(以前の方法では日本語入力ができません)!


相変わらず、設定後、おおいにお疲れになってしまう超軽量・軽快タイプDebian base( ^^ ;。以前投稿したantiX 17.2の時は、「お〜改善したじゃん・・」と思ったんだけど、今回は・・また、だめなんだ・・みたいな( ^^ ;。

Rox仕様のdesktopのため致し方ない所はありますが、今回は、antiX 17.2の設定内容との違いを中心に投稿していきます。

また、非常に軽量・軽快なantiXですが、このLinuxは、はっきり言って、Linux初心者には向きません。上級者向けのLinuxとなりますので、このあたりは注意ください。

とはいうものの、兄弟弟子のXfce base MX Linux 18.1が初心者に向いているかといえば、これも 微妙です。ただ少なくともantiXよりは日本語化、基本設定は難しくありません(でも簡単というわけではありません)。

MX Linux 18.1に関しては、本ブログの投稿記事・・MX Linux 18に関する投稿記事を参考にしてください。(本ブログの投稿記事の中では最近人気が最も高くなっています。)→https://www.linux-setting.tokyo/2018/12/mx-linux-18debian-base-mx-linux.html

さて、antiXですが、login直後のメモリー消費量が200MBちょいという超軽量・軽快タイプのLinux distributionで、軽快性は他のLinux distributionと比較して次元が異なります。

反面、Rox仕様のデスクトップ環境のため、設定方法は改善されたもののマニュアルに近く、その難易度は他のdebian baseと比較し、非常に高くなっています。

また、以前の設定方法でうまくいったからと言って、レビジョンアップの際、同じ方法を使ってもうまくいかない事は多々。このため長年、Linux使いを苦しめてきたdebian baseとなっています。。特にドツボる箇所は、最近では珍しく、日本語Input methodの箇所です。今回の17.4もご多分に漏れず。。

日本語input metodの設定に関しては、Ubuntu、Debian、Archベースではある程度パターン化しており、そのパターンに従っていれば、configファイルの内容の意味が分からなくてもそこそこ設定が完了しますが、antiXの場合は例外となっています。

antiX 17.4は、インストール時に、ベースとして、Debian stable(Stretch)、Debian testing(Buster)、Debian unstableのいずれかを選択するようになっていますが、今回も17.2の時と同様、Debian stable(Stretch)ベースのantiX 17.4に関して投稿をすすめていきます。

また、いくつかのデスクトップ環境を選択できるようになっていますが、これも17.2の時と同様Rox-iceWMのみに関して取り上げます。


1.今回取り上げるantiX17.4の概要

1)ベース:Debian 9.8ベース

2)デスクトップ環境:Rox-iceWM

3)カーネル:4.9.160
meltdown/spectre HW脆弱性緩和策適用度は・・
言うまでもなく問題は無いレベルです。

2.インストール

インストール自体はそうむずかしくありません。流れは以下の通り。。

まずはインストールメディアでブートした後、F2キーを押し、locale(Japanese)を設定、これが終了したら、F3キーを押しTimezoneを東京に設定します。
以上でブートし、デスクトップの”インストール”アイコンを押下するとインストールプロセスが開始します。

3.基本設定、日本語化残処理

antix17.2とantix17.4の設定上の共通事項は以下本ブログ内リンクを参照ください。
antix17.4でも、以下リンクの、”3.無線LANに接続する”、”4.日本語化残処理”の各処理はすべて実施する必要があります(ただし、”3.無線LANに接続する”の箇所は、有線LANによるネット接続の場合、不要)。

https://www.linux-setting.tokyo/2018/12/antix-172debian-baseantix.html

日本語input-metodに関しては、今回もfcitx-mozcを使用しますが、antix 17.4でこれを使用可能とするためには、上記処理のみでは完結しません。

"startup"で"fcitx-autostart"を追記した後、新たな追加処理として、”desktop-session-conf"に以下fcitx環境変数の設定内容を追記します(# SET FCITXの箇所です)。

export DefaultImModule=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=fcitx

上記処理の後、logout/login後、fcitx-mozcによる日本語入力が可能となります。

4.設定上の注意事項

1)repositoryの問題


本投稿記事のように日本語指定でインストールした場合、antix respositoryもdebian repositoryも国内サーバーが設定されます。antix repositoryは、mirrors.cat.netが設定されますが、パッケージが無いため、update時に怒られます。

このため、antix repositoryの変更が必要となります。antix repositoryの変更は、antix Control Centre→"Maintenanceタグ”→Repo Managerから行えます。

Repo Managerは若干挙動が不穏のため、ここでうまくrepository変更が行えない場合はsynaptic等を使用してマニュアルでrepository変更を行います(以下を参考に)。

2)キーリングの問題

上記1)等の処理の最中にキーの期限切れというようなメッセージが出力されてrepositoryに関連する処理が前に進まなくなる事があります。
この際には、ターミナルから・・

wget 'http://repo.antixlinux.com/antix-archive-keyring.asc'
sudo apt-key add antix-archive-keyring.asc
sudo apt update

で修復できます。

上記キーリングに関する問題は、antix 17.4.1で修正されています。

5.評価

軽快性:S、初期設定・基本設定・日本語化処理の平易性:C-、機能性:A、安定性:B

となります。

バージョンアップの時に設定内容が変わるって事はままありますが、レビジョンアップの際に設定内容が異なるというのは稀です。この稀な事象が起きてしまうantix・・・加えてRox仕様であるため、なかなか手ごわいデスクトップ環境となっています。

debian baseで軽快性を追求したいのならば、無論、選択肢として1番目に上がってくるDistributionですが、設定やおもりにある程度のテクニカルスキルが必要となるため、自分でなんとかできる上級者向きDistributionとなります。

軽い割に機能性は◎、でも設定やおもりの難易度は極めて高しと言った所でしょうか。。

(冒頭、及び以下のスクリーンショットで表示させているconkyはカスタマイズしています。デフォルトでは文字化けが発生します。また、記述したとおり、debian testing, debian unstableでのインストールも可能ですが、やめたほうが良いのではと。。かなりドツボる事を厭わない場合を除き・・(笑))

コメント

  1. こんにちは、いつも拝見しております。最近はPeppermintOS、LinuxMintなどの「ICE」利用が非常に参考になりました。それがきっかけで「Online Office」の活用も非常に多くなり、便利に使っております、ありがとうございました。
     さてAntiXの「日本語入力」ですが、MX 同様、便利なツール「パッケージインストーラー」で「FcitxまたはIbus」や、その他の基本アプリの導入が過不足なく簡単に出来るようになっており、よく出来たディストリビューションだと思っております。MXなどは「システムツール」も充実しており、大変オススメだと思いますが、いかがでしょうか?

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    1. ご訪問ありがとうございます。 antiXに関しては、ROX iceWMに関する理解ができているかどうかでおすすめ度合いが決まってきます。また、日本語化と基本設定が行えても、管理機能を過不足なく利用でき、おもりができるかどうかは別物ですので、この意味では、ある程度技術的スキルがある上級者向きのDistributionだという判断をしています。MXに関してはデスクトップ環境がXfceであり、ベース部分はantixと同じですが、operationの平易性に関してはantixよりも上です。管理機能に関してはantixと共通部分も多く、インストール・日本語化も含め初心者が触るにはハードルが高いものと思います。Linux中級者以上の方にはおすすめですが、決して万人向けのLinuxではありません。さらに機能性は高いものの、反面、これを全て理解して使えるかどうかは割に辛いかなという気がしています。MXは、debian baseの中ではおすすめの一本となるのは確かですが、やはり使う人を選ぶLinux distributionだと思います・・。

      次にメールで頂いた内容ですが、これは、ご自身で、antiXのインストール&日本語化を実施していただき確認願います。当方の投稿記事は自分でインストール&設定を実施した事実を元に作成しています。

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  2. お忙しい中、丁寧に返信ありがとうございました。今後も色々なレビュー楽しみにしております。

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