自作PCでRTX 5070ti グラフィックスボードの初期不良~生まれて初めての初期不良がRTX5070tiとは(;^_^A・・4060tiから5070tiへの交換手順と問題解決



昨年のBlack Fridayで購入したのは、Palit RTX 5070ti Gaming Pro-S・・今となっては17万円台ですが、当時は12万円台。わずか数か月以内に5万も上がるとは誰も思っていなかったでしょう。原因は、AIデーターセンター対する世界的なGPU・メモリー・SSD需要増大でコンシューマー向け部材が枯渇していった事によります。これは昨年の半ばから強く言われていた事でしたが、コンシューマー向けグラフィックスボードを購入するのなら、実質このBlack Fridayが最後のチャンスだったという事になります。事実Micronは、CrucialブランドのSSD、Memoryの販売をやめ、AIデーターセンター向け需要に対応するというアナウンスを行っています。さて現在の最新のNVIDIA製グラフィックスボード5000シリーズに関しては、BlackFriday後、価格高騰がすさまじく、次第に市場に流れる製品自体が消えていっている感が否めません。Amazonであれだけ多くのベンダーから売りに出されていたRTX 5070tiが今となっては数種類+価格急騰。SSDやメモリーの価格上がり幅も半端なく、しばし購入する気にもならないでしょう。自作PCマニアにとってはしばし冬の時代って事になります。

という事で値上げ前に昨年のBlack Fridayで購入した"Palit RTX 5070ti Gaming Pro-S"ですが、初めての初期不良物件に当たってしまうという・・そして新品交換と相成りましたが、ここでもうまく動作せず・・七転八倒の日々を過ごしてしまいました(;^_^A。

ここでは、主に5070Ti交換手順と問題解決に至るまでのステップを紹介していきます。

1.何故、現状のRTX 4060ti 16GBからRTX5070Ti 16GBに交換しようとしたのか

筆者の趣味としてAI画像をComfyUIで作成していますが、拡散モデルとして、Fluxに移行した所、拡散モデルの大きさ+生成する画像サイズを壁紙でも使用できるように1920x1200に設定→この画像生成に極めて処理時間がかかるようになってしまった点にあります。Fluxによる画像生成は、極めて精緻で、これを一度使ってしまうと後戻りできません。加えて、動画生成にも踏むこもうと考えていたため、現状のRTX4060Ti 16GBだとさすがに力不足を感じてしまった所が、交換の理由となります。

2.現状の自作PC構成とRTX5070Ti 16GBとの相性

さて自作PCで使っているマザーボードは、ASROCKのB760M PRO RS/D4 WIFIですが、MemoryとしてDDR4-3200 64GB搭載、PCIEはPCIE4を採用しています。CPUはIntel 13世代Core i5 13500となります。Nvidia RTX 5070Tiの仕様としては、PCIE5であり、5070Tiのスペックを最大限引き出そうとすればマザーボード側の対応としてDDR5メモリー&PCIE5となりますが生成AIで使用する構成として考えれば、接続スロットがPCIE4であっても現構成で性能的に十分です。無論、RTX5070tiはPCIE4もサポートしています。ただし使用中の電源は、Deepcool製の750W電源で、ぎりの状況のため、これは今後の事や安全度も考えMSI ATX 3.1/PCIE5.1 ReadyのMAG AB50GL PCIE5にリプレースしました。これにより、12V-2x6ケーブル1本で電源とRTX5070Tiを接続できます。


電源側でPCIE5に対応してなくても、8pinx2(グラフィックスボードによっては付属変換ケーブルが8pinx3になっているケースあり)をグラフィックスボードに付属する変換ケーブルを使ってRTX5070tiに接続する事は可能ですが、調査したところ、若干不安材料があったため、これも含めて電源のリプレースは行っています。

3.RTX5070Ti 16GB装着時の注意事項

PalitのRTX5070Tiはサイズが331.9×127.1×49.7mm、重量も半端ありません。このため、購入前に必要なのは、ケースに入るかどうかのケースサイズの確認です。また、ケース内でRTX5070Tiを支えるための部材(VGAサポートステイ)が必要になります。VGAサポートステイはケースに標準的に備わっている場合がありますので、この場合は、VGAサポートステイの購入は必要ありません。筆者の場合は、ミドルタワーでサポートステイ付きのケースではあったものの、幅がかなりギリでしたので、斜めにいれて水平に戻すといった工夫が必要でした。ミドルタワーケースでは、ものによって、FAN等他の部材に干渉する場合もありますので注意が必要です。

4.RTX5070Ti装着前の事前作業

順番としては、以下のようなステップです。

① 既存のグラフィックスボードを外す。
② CPU内蔵グラフィックスでPCを起動→BIOS起動→PCIEリンクスピードを全てPCIE4に変更
③ ②変更保存後Windowsを起動しNVIDIA関連ドライバーを完全に消去(DDU(Display Driver  Uninstaller)を使用します→これはインターネットで探せば見つかります)

筆者の場合自作PCを組み上げるにあたって、グラフィックスボードが故障した場合の事も考慮し、CPU内蔵グラフィックスがある事を前提としました。したがって当時のF付きIntelCPU(内蔵グラフィックスが無いもの)はCPU選定対象から外しています。このため上記のようなステップとなります。

5.RTX5070Ti装着と事後作業


初期不良だったので5070Tiの箱には、交換品というラベルが貼ってあるのが・・(;^_^A。
ケース内に収まった5070Tiですが、FANとの距離がギリなのが分かります。5070Tiがうまく動かない原因として、5070Tiがスロットにしっかり入っているか、5070Tiに電源ケーブルがしっかりはまっているか・・この2点となります。これはしっかり確認が必要です。

この後、行うのは、電源ボタンOn→Windowsを起動し、最新のNVIDIAのドライバーをNVIDIAのサイトからダウンロード&インストール→動作確認という事となります。

普通にやれば何の問題もなく交換作業は完了します。

6.最初の躓き:RTX5070Ti初期不良

さて最初のつまづきは・・RTX5070Tiからモニター出力が出来ない・・えっ!・・っていう感じでした。RTX4060Tiに戻して確認した所、RTX4060Tiからは、モニター出力は当然の如く出来ます。RTX5070Tiの電源接続、PCIE接続を数回やり直しましたが、全然ダメ。他、疑う所が無い所まで検証しましたが、ダメだったので、購入先のドスパラ・サポートに電話連絡、障害レポートとともにインターネットで処理して、初期不良の5070Tiをドスパラに着払いで送付→10日程で交換品が無事到着という顛末になります。

7.さらなる躓き

さて、交換品が届いたので、記述したステップで5070Tiへの交換を行い、モニター出力もOK、最新NVIDIAドライバーの導入も無事終了し、セットアップしたComfyUIでの画像生成AIも動作確認が取れたので、これでOK!・・・と思っていたら、突然画面がフリーズ&ブラックアウト・・電源断しか取る方法がなくなり途方に暮れそうになります。何度やっても同じ。しばらく使っていると同じような現象が頻発。正直頭を抱えました。とりあえず頭を冷やそうと、RTX4060Tiに再び戻して、様子を見ましたが、今度は動作上問題がなかったRTX4060Tiでも同じようにフリーズ現象が起きるようになっていました。

こうなってくると、今度はグラフィックスボードの問題ではありません。マザーボード側の問題が疑われます。BIOS設定も確認しましたが、問題がなく。。という事で最後に行うのはマザーボードのCMOSクリアーしかありません。マザーボードのボタン電池を抜いて、しばしほっとく。次にボタン電池を入れて、RTX5070Tiを装着、電源ON→BIOS画面を立ち上げて、PCIEリンクスピードをPCIE4に設定、以前自身で変えた設定箇所を再度変更してWindowsを起動・・でPCの挙動が安定しました。切れそうになるほど追い詰められましたが、うまくいってホッと一息といった所です。

8.最後に

多分、筆者の場合は様々な不幸が重なっただけかもしれません・・。でも初期不良ってどのくらいあるのかわかりませんが、初期不良時の交換対応を考慮に入れると、グラフィックスボードの正規代理店から購入するのが一番です。ドスパラの交換対応はかなり早かったですね。

ちなみにFluxを使ったComfyUIによる画像生成AIの処理スピードは5070Tiを使った場合、4060Tiと比較すると、2~3倍。劇的な変化です。これだけの効果があれば、躓きの苦労も気になりません。うまく動かない時はなんでもそうですが、一つづつ原因として考えられるものを根気良くつぶしていく事が最も重要です。今回は久しぶりにこれを実感しました(;^_^A。




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