manjaro 18.0 cinnamon edition〜manjaro 18.0 community editionを試す!

2018年12月3日月曜日

arch base cinnamon manjaro 日本語office online

manjaro 18.0がリリースされて、現在まで、official editionのうち、gnome edition、KDE editionを投稿してきていますが、Xfce editionと、community editionについては、まだ、投稿していません。筆者の頭の中では、manjaro 18シリーズの中で、おそらく、xfce editionがNo1の評価になるものと予想していますが、まだこの投稿を控えています。

これは、すでにベータとなっている、Linux Mint 19.1 や、Ubuntu 18.04.1ベースとなるZorin OSが本年 年末にリリースされる予定となっており、それぞれのXfce edition(Zorin OSはLite edtionがXfce4を使用しています)の投稿に合わせて投稿する予定としているためです。この際、少し比較等もやってみたいという腹づもりがあるからなんですが・・。

さて、manjaro 18.0がリリースされ・・そろそろcommunity editionも18.0ベースに移行してきました。

現段階で、18.0ベースとなっているのは、openbox edition、awesome edition、i3 edition、今回の投稿対象であるcinnamon editionとなります。

community editionには、他に、bspwm edition、budgie edition、deepin edition、lxde edition、lxqt edition、mate editionが存在しますが、これらcommunity editionの提供の継続に関して、なんらコミットを出していないため、いつなくなるかは、わかんない・・という位置づけであるため注意が必要です。また・・提供されているcommunity editionのサポートは、同じmanjaro teamが行っているというのも特徴の一つです・・。。

manjaro teamはcommunity editionをボーナスフレーバーという言い方をしていますが、Ubuntuフレーバーとは、上述している事項の点で大きく異なっているという事になります。

次に、manjaroはarchベースとはなっていますが、archのrepositoryを直接アクセスして各種アプリケーション等のインストール、アップデートを行わせるアプローチはとっていません。一旦manjaro team側で検証をした後に、manjaro repositoryに登録・使用させるという流れをとっています。

結果、arch linuxと比較して、安定性が向上し、しかもUIを伴ったインストール&設定機能により、平易性が格段に改善したため・・日本国内においても、人気急上昇中のdistributionとなります。

現段階において、日本語化の面では、一歩Ubuntu、Ubuntuフレーバーに及ばないものの、機能性ではカーネルバージョンも含めかなり上を行っている印象を持っていますが、今後の持って行き方に可能性が十分伺えるDistributionである事は確かでしょう。

と言うことで、今回は、manjaro 18.0 cinnamon edtionについて、投稿を進めていきます。


1.インストール

インストールの画面遷移は、今まで投稿したmanjaro 18.0 gnome/kde editionと同じです。
本体と、ブートローダーのインストール先は、筆者のeasybcdを使用したマルチブート作成用であるため、参考になりません。

2.基本設定と日本語化残処理

1)ミラーの最適化 

今回は、ターミナルから、ミラーの最適化を行いDBの更新を行います。
以下コマンドをターミナルから投入します。

sudo pacman-mirrors --fasttrack && sudo pacman -Syyu

筆者の場合、ミラーリストには、以下ミラーサーバーが設定されます。
これでアプリケーション等のインストール、アップデートが早くなります。すでにpamac(パッケージマネージャー)から行う方法を投稿していますが、実際にはコマンドから投入した方が確かです。

次にAURを使用する場合ですが、pamacを立ち上げ、AURをenableにし、”AURのアップデートを確認する”にチェックした上で、ビルドディレクトリを例えば/tmpにセットすればOK。

上記処理を行った上で、pamac(パッケージマネージャー)のカテゴリに含まれる”アップデート”を実行し、システムアップグレードを実行します。

2)日本語化残処理

①メニュー等の日本語化残処理

これも今まで投稿した通りですが、Manjaro Settings Manager→”言語パッケージ”を選択する事によって行います。

ただし、manjaro 18.0 cinnamon editionはパネルからから”言語パッケージ”を直接、選択・実行できます。

上記スクリーンショットで”パッケージのインストール”を選択・実行すると、不足分のjapanese language packがインストールされ、メニュー等の日本語化残処理(対firefox,thunderbird,libreoffice等)が完了します。

②日本語input methodのインストール&設定

ターミナルから以下コマンドを投入し、fcitx-mozc一式をインストールします。

sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt4

この後、ホームディレクトリ直下に.xprofileを以下の内容で作成します。

以上で、logout/loginすれば、fcitx-mozcを使用した日本語入力が可能となります。

これで日本語化残処理はすべて完了です。

3)他の設定等

fontは必要に応じてvl-gothic,noto font等をpamac等を使って導入する必要があります。
デフォルトフォントは割に見苦しいかもしれません。

他cinnamonの設定に関しては、本ブログのLMDE3に関する以下投稿を参照ください。
https://www.linux-setting.tokyo/2018/11/linux-mint-debian-edition-3-lmde3.html

cinnamonデスクレット、パネルアプレット、拡張機能の設定は必要に応じて・・実施という事になります。ただし、まっとうに動かないもの、cinnamonをクラッシュさせるものもありますので注意が必要です。ここは検証しながら追加・使用するといった作業が必要です。

今回本デスクトップを作成するにあたり、cinnamon拡張機能として、”Watermark"と、"Transparent panels"のみを使用し、他pamacを使用して、conky managerをインストール・・conky表示させています。

パネルアプレットは標準でインストールされてものを使用し(若干削除はしています)、デスクレットは使用していません。

また、ドックとしてplankを使用していますが、これはpre-installに含まれません。

manjaroの特徴的な機能である、office onlineをローカルアプリのように取り扱う機能性はpre-installされていません。このため別途pamac等を使用して、パッケージ名”ms-office-online”をインストールする必要があります。


3.評価


機能性:A、インストール&基本設定の平易性:B、安定性:A、軽快性:B+となります。

ベースラインは、official edition(メインedition)と同じですので、spectre/meltdown脆弱性緩和策適用度も◎です。ただし、manjaroのアップデートによりカーネルは、4.19.6-1まで上がっています。



また、cinnamonアプレットや、拡張機能、デスクレットは割にバグるため、これを別途追加して使用する場合は、安定性はC+〜Bとなりますので注意ください(これはLMDE3でも同じ評価となります)。

gnome editionよりは軽いですが、Xfce editionよりは確実に重くなります。

機能性は無論、cinnamon editionの方が上ですが、安定性、軽快性が必要な場合は、Xfce editionの方を選択した方が良いでしょう。