MX-21 "Wildflower"・・8月12日リリース予定のDebian 11 "bullseye" stableベースとなるMX linuxの次期バージョンのベータがリリースされてきましたので、ざっくりと簡易検証してみました。
流石にbeta 1ですので、pre-installされるwallpaperは冒頭スクリーンショットで使用しているwallpaper1種類のみ。
MXパッケージインストーラーもタブによってはNullのものもあったり・・・
ただし、flathubの設定を行ってやれば、flatpakアプリケーションについては、flatpakタブからインストール可能となっています。
MX Conkyは白色系のConkyテーマが多く現行のwallpaperでは??・・
正式リリースに向けて最終的な準備・調整段階に入っている事が伺われる内容となっています。
カーネルは前回紹介したDebian 11 testingと同様、5.10シリーズを使用、デスクトップ環境は最新Xfce 4.16。
現在のところ、pre-installプロセスは、MX-19シリーズとは異なり簡単になっており、インストールプロセスに関しては、若干異なるものの、MX-19シリーズを踏襲しています。
また、日本語化プロセスは、MX パッケージインストーラーの言語タブからFirefox、Thunderbird、Libreofficeの各Japanese Language packをインストールすれば、これらアプリケーションの日本語化は完了するはずですが、やはりFirefoxに関してはNG。したがって、Firefoxに関しては、別途Japanese Language packを拡張機能としてインストールする必要があります。
また、同じくMXパッケージインストーラーを使用してfcitx-mozcのインストールを行うと、インストールファイルmissingの状態となり、設定も含め完結しません。
iBus-mozcのインストール・設定はうまくいきますが、Xfce 4デスクトップ環境でiBus-mozcは・・・ちょっと無いだろ・・という感じで・・(^_^;)。
なので・・筆者は、この際なので、fcitx5-mozcをインストール&設定を試みましたが・・
debian 11 testing gnome editionの時と比較してインストール・設定が若干煩雑(fcitx5-mozcは本体とその依存関係のみのインストールではNGです)・・最終的にこれらを収拾した上で、.xsessionrcにてfcitx5環境変数をexportし、かつ、fcitx5を自動起動対象に設定してfcitx5-mozcを使用可能にしてみました。
MXの場合、debianスタンダードなコンフィグでは無いため、MX パッケージインストーラーを使って、fcitx-mozcのインストール&設定がうまく行かないと、少々骨が折れてしまうのは致し方なく・・(MXのコンフィグが割にブラックボック化されているため)。
さて、全体の出来としては、beta 1とはいえ、まずまず。この内容ならば、Debian 11 stableのリリースから間もない時期にMX-21の正式リリースが行われるのでは・・と思います。
ただし、fcitx-mozcの依存関係のインストールファイルmissingがバグの場合、割に致命的ですので、このあたりは、正式リリースの際に是非収拾していただきたい所です。ただしdebian repository mirrorを変えればうまくいく・・という事も考えられるため、現時点では、バグとは言い切れません。
さて、debian 11 "bullseye" stableのリリース時期も間近となり、Debian stableベースのDistributionの動きも活発化してきました。まずdebian 11 stableリリース直後あるいは同時にdebian 11 stableベースとしてリリースされてくると考えられるものがSparkyLinux stable、ついで、antiX、MXあたりでしょうか。。
本ブログでは、これらDistributionのfcitx5-mozcのインストール&設定も含め(これは投稿対象の一部debian 11 stable baseのDistributionに対して)投稿していく予定としています。
Japanese Input Fcitxインストール不可の問題と以前からのインストール時のmozc-utils-guiの不足の件も含めて昨日フォーラムに報告して本日修正のアップデートが完了しました。
返信削除Japanese Input Fcitxのインストールで不足なく使えるようになってます
デフォルトでセットされるMXのrepository mirrorが国内サーバーのため、念の為、MXのmain repositoryに変更してアップデートし再度Japanese input fcitxを再チェックしてみようかな・・と考えていました。ありがとうございます。
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