Lubuntu 20.04 LTS "Focal Fossa" Beta 〜次期Ubuntu LTS/Ubuntu LTSフレーバーの中で最も軽快なLubuntu 20.04 "Focal Fossa" Betaを簡易検証する!


Betaの段階での検証はあまり意味がないため、検証は行わない人なんですが、やはり、デスクトップ環境をLXDEからLXQtへ変更する最初のLong Term release/  Lubuntu 20.04 LTS "Focal Fossa" Betaに関しては、一般的な設定内容、日本語環境の現段階の出来を見るため簡易検証する事にしました。

簡易検証ですので、今回は、問題のありそうな箇所の指摘にとどめ、実際の設定内容に関しては、Lubuntu 20.04 LTSが正式リリースされた後に行います。

さて、Ubuntu 20.04 LTS "Focal Fossa"とそのフレーバーは、2020年4月2日にBeta freezeとなり、翌4月3日にBetaリリースとなりました。今後のスケジュールとして、4月16日にFinal Freezeとなり、4月23日に、Final releaseされるスケジュールとなっています。

Lubuntuは、短期サポートリリースにおいて、LXQtをデスクトップ環境として搭載させ、検証を重ねた上で、4月23日にリリースされるLubuntu 20.04 LTS "Focal Fossa"においてLTS(長期サポートリリース)に対し、初めてLXQtデスクトップ環境を正式採用する事となるわけですが・・。

LXQtを採用するLubuntu 19.10までの各短期サポートリリースは、改善が見られるものの、Ubuntu及びUbuntuフレーバーの中で、正直、日本語化を含む設定上、最も手がかかる内容となっていたのは否めません。

今回のLubuntu 20.04 LTS "Focal Fossa"がどの程度までこの部分を収拾できるのか、本Betaによって探って行こうと思います。無論Betaであり、final freezeしているわけではありませんので、本投稿内容は、正式版と異なる可能性があります。更なる改善に向かうようならば、無論そのほうがWelcome・・という事なんですが。。

と・・言う事で、早速投稿を勧めていく事とします。

1.概要

1)ベース:Ubuntu 20.04 LTS Beta

2)デスクトップ環境:LXQt 0.14.1


3)カーネル:5.4.0-21-generic


4)軽快性
起動直後の消費メモリー(Teminal Only):483M


Firefox+Terminal使用時の消費メモリー:722M



十分な軽さ加減です。


5)Betaの壁紙:Lubuntu 19.10の壁紙をそのまま使っています→間に合わなかったようですね。これは。。



2.インストーラーに関して

インストーラーはUbuntuタイプのUbiquityではなく、Debianタイプなのは変わらず。。
事前にインターネットに接続していない場合は、インストーラーのLanguageがデフォルトEnglishに設定され、インターネット接続されている場合、”日本語”に設定されます。無論手動でここは変えられます。

以後のインストールは、Lubuntu 19.10と同様な流れですので割愛します。

3.初期設定に関して

1)repositoryの最適化、システムアップデート・アップグレード

起動後、すぐにUpdate Notifierが立ち上がりシステムアップグレードが促されます。これはこのまま実施する流れ。


次に、残念ながら、repositoryはメインサーバ(国外)に設定されていますので、国内サーバーに変更する必要があります。

4.日本語化残処理

①アプリケーション等の日本語化

一見すると、アプリケーションやベースの日本語化に必要な日本語language packはインストールされているように見えます。

Libreofficeについても日本語Language packがpre-installされておりメニュー等の日本語化は確認出来ましたが・・・

Firefoxに関してはNG。。
他、GIMPを追加インストールしても同様に、日本語化はされないため、Firefoxに関しては、Firefoxの日本語language packを、他、Gnomeの日本語language packを手動でインストールしないと完全な日本語化とはなりません。(念のため、KDEの日本語language packもインストールした方が良いかも)。

メールクライアントはTrojitaですが、これはメニューの日本語化は不可ですので、必要ならば、ThunderbirdとThunderbirdの日本語language packをインストールして使用するという事になります。

② 日本語input method

Lubuntu 20.04 LTS Betaのインストール直後にfcitxの起動状態を確認すると・・
自動起動されていてOK。。

ただし、入力メソッド(fcitx)の設定を確認してみると・・

Mozcがどこにもいない(^^;。。

惜しいですけど、fcitx-mozcをインストールしないと駄目って事です。

5.基本設定に関して

ここはfinal release版が出てきてから記載しますが、動きが微妙なものとして、ウインドウ効果(特殊効果)の設定を触ると、高確率でハングします(^^;

LXQtウインドウ効果の細かい設定を行う事が可能な箇所なので、final releaseまでには直してほしい所です・・・。

6.最後に

今の所、完璧とまでは来ていません。ここからfinal releaseまでに、どこまで収拾できるのか・・はたまた出来ないのか、いずれにしても、final releaseを待って、Lubuntu 20.04 LTS "Focal Fossa"につき、改めて投稿する事とします。ちなみに冒頭及び、以下のスクリーンショットは、筆者が本ブログで指摘した箇所に対処し、かつplank、conkyを追加、壁紙及び特殊効果も変更した結果となっています。オリジナルデスクトップとはかなり異なりますので注意ください。







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