manjaro 18.0 "Illyria"~manjaro 18.0 gnome-edition(基本設定編)!〜wayland環境下の日本語入力設定方法も取り上げます!

2018年11月3日土曜日

arch base gnome manjaro 日本語office online


manjaro 18.0 "Illyria"がようやくリリースされました。世界的にも人気があるrolling releaseタイプのArchベースmanjaro最新バージョンとなります。

本日取り上げるのは、manjaro 18.0 gnome editionを使えるようにするための基本設定編。Xorgだけではなく、wayland環境下における日本語入力設定方法についても投稿内容に含めます。


1.概要

1)初期カーネルバージョン:4.19.0-3


2)meltdown/spectre HW脆弱性対策度

極めて優秀なHW脆弱性対策レベルとなります(使用CPUは、Core i5-4310U)。

3)デスクトップ環境:Gnome 3.30.2


いわゆるgnome-shell-extensionによってデスクトップの機能性を格段にあげていくタイプのデスクトップ環境になりますが、機能性が上がる反面、挙動が重くなってしまう弱点もあります。

4)display server : XorgあるいはWayland(Xがデフォルトです)

XorgからWaylandへの切り替えは、/etc/gdm/custom.confの中で・・
WaylandEnable=faulse を
WaylandEnable=true
に書き換える事によって実現します(再起動要)。
再起動後、ターミナルから
echo $XDG_SESTION_TYPE
と入れて
wayland
と返ってきたらwaylandセッションに切り替わっています。

2.インストール

 筆者は、インストールメディアとしてUSBを使用しています。

USBインストールメディア作成ツールとして"rufus 3.3.1400"を使用していますが、grubがかなり新しいバージョンに引き上がっているため、書き込みモードを、"ISOイメージ"で書き込むのではなく、"DDイメージ"にしてUSBに書き込む必要があります。でないと、USBブートができません。


USBブート後のインストールの流れは以下の通り。

ブート時最初に表示されるメニューで・・以下のように、tzをAsia/Tokyo、keytableをJP、langをja_JPに変えてます。

ブート後以下のWindowが表示されるため、インストーラの起動を選択・・でインストーラをキックします。

ちなみに本体とgrubのインストール先は、easybcdを使ったマルチブート用設定のため、参考になりません。

3. 基本設定と日本語化残処理

インストール直後のデスクトップはこんな感じ。

この段階では、日本語入力、及びアプリケーションメニュー等の完全な日本語化は完了していません。
まずは基本設定から・・

1)基本設定

① pamac("ソフトウエアの追加と削除”)の設定

メニューからpamac("ソフトウエアの追加と削除”)を選択し、実行します。

”設定”を選択
 公式リポジトリを選択

 使用するミラーサーバを"Japan"に変更
 選択したら、”ミラーリストの更新”を実行。これでアプリ等のインストール・更新速度があがります。
AUR(いわゆるcommunityリポジトリ)を使用する場合は、Onにします。
筆者はcairo-clockを使いたいので無論On・・

これでpamac("ソフトウエアの追加と削除”)の設定は完了・・で引き続き、これを使ってアップデートを行います。

② 時刻の設定 

manjaro 18.0 gnome editionでは初期設定として時刻はNTPサーバを使うようになっていません。
 したがって以下のように時刻合わせをNTPを使用して行うように設定します。
時刻合わせはこれにて終了・・。

2)日本語化残処理

①japanese language packのインストール

例えば、pre-installされるlibreofficeや、firefoxに関してはjapanese language packがインストールされていないためこれらのアプリケーションに関しては、英語版のままです。
このため、japanese language packを別途インストールしてやる必要があります。
これには、manjaro setting managerを実行します。
言語パッケージを選択・実行
 利用可能な言語パッケージ一覧が表示されますので、そのまま”パッケージのインストール”を選択・実行し、言語パッケージをインストールします。
 firefoxも・・
 libreofficeも日本語化されます。

manjaro 18.0 gnome editionでは、thunderbirdがpre-installされません。例えばpamacからthunderbirdをインストールすると・・
メニュー等は英語のまんま。

このため再度、manjaro setting manager→言語パッケージを起動すると、thunderbirdのjapanese language packが表示されるため、そのままインストール・・。
これでthunderbirdの日本語化も完了します。
 pamacからアプリケーションをインストールして、結果日本語化されていないような場合、上記のように言語パッケージからjapanese language packをインストールし、日本語化できます。

②フォントの追加インストール

デフォルトのフォントでもいいんですが、日本語だと若干見苦しい箇所があるため、noto-fonts-cjk、noto-fonts-compat、noto-fonts-extraあたりをインストールして使用するシステムfont等を変更してやります。

 
firefox等で使用するフォントの変更はそれぞれのアプリケーションの設定から行います。このあたりは好みに応じて・・。

3)日本語入力環境の設定

ここでは、manjaro 18.0 gnome editionのXorg環境、Wayland環境それぞれの日本語入力環境の設定について投稿します。日本語入力方式は、fcitx-mozcを使用します。
デフォルトはX(Xorg)です。切り替え方法は本投稿の頭の方で記載しています。

まずターミナルから、以下のようにfcitx-mozc及び関連ファイルセットをインストールします。

①デフォルト環境(X)での日本語入力設定方法

ホームフォルダー直下に .xprofile を以下の内容で作成し、logout/loginします。


 ②wayland環境での日本語入力設定方法

 /etc/environmentに上記の .xprofile と同じ内容を追記してやり、logout/loginします。

以上、①、②の処理で、X及びwayland環境下で、fcitx-mozcを使用した日本語入力が可能となります(日本語入力の切り替えは、半角/全角キー押下)。 


4.最後に

今回は、 manjaro 18.0 gnome editionの基本設定に関し、投稿しました。

次回、manjaro 18.0 gnome editionの応用設定、特徴的な主要機能等に関し投稿します。

Ubuntu系と比較して、基本設定も若干めんどい所はありますが、わかってしまえばそう難しくありません。またAURや、gnome-shell-extensionの使用で高機能なデスクトップ環境を構築できます。

メモリ使用量を見た場合、平気で1Gを超えてくるため、軽量とは言い難い所はありますが、ここ5年以内に出てきたcore i5程度のCPUを使用したPC(メモリは4G程度搭載)で使う分ならばあまり問題は起きないような気がしています。実際の評価は次回行います。