ゲーミングデスクトップPCを組み上げる・・・ゲームも楽しめてstable diffusionを趣味で使うレベルのスペックを予算を切り詰め構成・・ベンチマークもしてみた

筆者が最後にデスクトップを組み立てたのは今から30年前(-_-;)。当時は組み立てたほうが圧倒的に安かったのだが、PCの価格破壊が起こり、組み立てる方が高くなってしまう・・かつ・・組み立てには部材の初期不良や作業中の部材破損というリスクも伴うので、なら・・という事でPCに関しては購入した方がいいか・・という事で組み立ては止めてしまった。

さて、昨今、AIブームが盛り上がり、特にstable diffusionに関しては、国内においても大人気。youtubeを見てもstable diffusionの話題には事欠かないし・・と・・いう事で筆者もstable diffusionを趣味の世界で使ってみたい・・と思ってしまい、仕事以外の利用目的でPCの購入を検討し始めたのが1.5ケ月前。基本路線として、CPU性能よりもグラフィックス特にVRAMを16GB積んだものを搭載している市販PCを調査したわけだが・・・非常に高い(-_-;)。そもそもVRAM16GBを搭載したグラフィックスボード単体はNvidia RTX 4070ti super 16GBで最安13万程度・・このため、RTX 4070ti super 16GBをパーツとして含む場合、BTOでも軽く30万を超えてくる。Nvidia Gforceよりも安いAMD Radeonでも悪くないが、設定が若干面倒な上、stable diffusionの実効スピードも現時点ではGforceより劣ってしまう。このためRadeonを採用するのは止め。

次に、筆者の持つHP製ゲーミングモニターはX24ih→1920x1080・・FHD・・なので、ゲームの事も考えるとRTX 4070系はオーバースペック。RTX4060系で十分。

実は、7万程度のRTX4060ti 16GBというのがあるんだけど、不人気の所以なのか、BTOで組み立てパーツに入っている所がなく・・(最もゲーム中心&モニターがFHDならRTX4060tiやRTX4060のVRAM 8GBで十分なので、価格的にVRAM 16GB版が不人気なのはうなずける)。

と・・いう事で結局予算20万以内、RTX4060ti 16GBを主軸に置いたゲーミングデスクトップを組み上げて、stable diffusionを使うって事にしてしまった(-_-;)。

1.組み立てパーツの購入先

RTX4060ti 16GBは国内において価格面から言うとメーカー選択肢が無い。7万程度という条件を付けるとParitのJetstream GFORCE RTX 4060Ti 16GBしかない。Paritってどこ?っていう感じなのだが、結構な老舗台湾メーカーなので、ここは心配する必要はない。国内におけるParitの代理店はドスパラなので、必然的にドスパラからメモリーを除く全てのパーツを購入する事に決定。。いろんな所から購入してしまうと、初期不良やサポート期間内に問題があった場合の対処が面倒くさくなっちゃうため。

2.組み立て購入パーツの選定と組み立て

基本的な路線として、

(1)水冷は使わなくて済む構成にする→水冷が概ね必要なK付Intelは使わない。というかご存じのように13,14世代のK付きは昨今問題が発生しているため、選択肢にも入らなかった。
(2)CPUは仕事用がAMDなので、遊び用はIntelにする。passmarkは30000程度を想定。
(3)光りまくるパーツは使わない
→最初はいいかもしれないが多分自分の場合光りまくるパーツを買ったとしても鬱陶しいので途中で光る機能をOffにしてしまうのが目に見えているため。
(4)メモリーはDDR4(DDR5は使わない)で32GB(16GBx2)
(5)ケースは1万円未満(Micro-ATX)
(6)マザーボードは2万円未満でWifi付(Wifi付は必須)
(7)SSD 2280 Nvme 4x4→500GBx1、手持ちの1GB 2280 SSDを搭載させ、SSD2台構成とする(Linux,Windowsのデュアルブートのため(500GB→Linux,1TB→Win11Pro))
(8)OS含めて予算20万以内

という感じで選定を進めた。

ドスパラにおいて1万円未満のケースの中で気になったのが、deepcool製のケース。


色が5色あって前面FAN、CPU FAN等の部材もケースの各色に合わせて購入できる。

色についてはパステルブルーかパープルにするか散々迷ったけど(笑、パープルに決定。パープル色に統一するため、パープル色のCPU FANx1、ケース付属の背面FANのリプレース分も含めてパープル色のFANx3(背面FANx1、前面FANx2)、同じくパープル&ホワイト色の電源延長ケーブル一式を購入する事に決定。CPU FANは、定番のAK400。。

マザーボードに関しては、13世代Intelをサポートし、Wifi付のものならば、なんでもよかったのだが、Wifi付で最安のドスパラ限定モデル(ASRock製)を選択。購入した後、マザーにライティング機能があって、あれっと思ったけど後の祭り。

CPUに関しては、Core i7は不要なので、Core i5・・最後まで迷ったのは13400Fにするか13500にするかだったけどpassmark 30000越えのCore i5 13500に決定。
14世代にしなかったのは、13世代とそう性能が変わらないため。

メモリーに関しては安定のDDR4-3200 Crucial製をAmazonから。。

Linuxインストール用の500GB SSDは、ドスパラ限定モデルの2280 NVME 4x4 ADATAのヒートシンク付きをドスパラから。。

グラフィックスボードは、自分の作った構成上価格面からこれしかないので。。

問題の電源に関しては、650Wでも十分いけるレベルの構成だが、750W版GOLDを購入決定。安かったのが大きな要因だが、コメントを見る限り若干当たり外れがありそう。ケース周り、ヒートシンク&FANがdeepcool製なので電源もこれにあわせちゃった感じ。

なくても大丈夫だと思うけど、念のため、前面FAN 2基を束ねてマザーボードに接続するためのファン用電源3分岐デイジーチェーンケーブルを購入。

以上が今回組み立てる部材一式。上記表記金額は現在のものなので、購入した時点での金額から上下している部分があるけど、購入した時点での総金額は、173,307円。
これにWindows 11のDSP版ライセンスを含めても20万は切る(homeを採用するならトータル18万台)。
Windows 11のDSP版はドスパラで同時購入してもかまわないけど、今回は含めてない。で、完成品がこちら(ちなみにガラスパネルははめてない状態)。。
高負荷時でもFANの音がほとんど気にならないのが◎。温度も高負荷時、70度をちょい超える事はあっても80度を超える事は皆無。

ちなみに購入したLinuxインストール用のADATAのSSDはヒートシンク付きのため、ヒートシンクが付属していないマザーボードスロットに装着。Windowsインストール用の手持ちのCrucial 1TB NVME 4x4はヒートシンクが付属しているスロットに装着。
FANの留め金がこの時点では完全にはまっていないけど、マザーボードをケースに取り付ける直前に気が付いて完全にはめた(;^_^A。

久しぶりに作ったので、OSインストールまで含めると、概ね5時間ぐらい。ASRockのBIOS画面が表示されず、四苦八苦したけど、結局は、グラフィックスボードの刺さりが甘かったため。再度、力を入れて”ガッコン”という音がするまで差し込んだらうまくいった。
Windows 11についてはProにしたけど(別途購入)、このインストール時には注意が必要。有線LANは認識してくれるけど、無線LANは認識しない・・このマザー・・普通のIntel WIFIカードを使っているはずなんだけど(-_-;)。

仕方がないので、ASRockのB760M Pro RS/D4 WiFiのサポートページに飛んで、
B760M Pro RS/D4 WiFi
インテル無線LANドライバーをダウンロード。。

解凍したものをUSBスティックに保存し、これとWindows 11 Proのメディアを格納したUSBスティックをデスクトップのUSBポートに両方さしてWindows 11のインストールを再度実施する流れとなった。
Windows 11のインストールの際、インストール先の指定画面で、ドライバーのロードを指示できるため、ここで、USBスティックに保存したインテル無線LANドライバー格納先を指定すればWifiが認識され、以降のWin11セットアップが滞りなく完了する。
Windows 11の設定が完了すると、ASRockの各種ドライバーインストールを促すWindowが立ち上がるので(最初の1回のみ)、全部インストールしてインストール作業は終了。この後、Win11にloginしてもこのASRockツールは自動起動しないが、BIOSで本ツールを起動できるよう設定変更できるため、Windowsを再クリーンインストールする場合には注意。

3.ベンチマーク

3.1 ゲーム

ゲームベンチマークは、ファイナルファンタジーXIV:黄金の遺産版を使用。。
最高で、20000を超えるスコアーだったけど、概ね19000台。今回はスコア19110が出た時の動画をアップ(動画解像度:720P)。


高品質(FHD)でこのスコアーなので、問題無し。最高品質だと1000程スコアーが落ちるけど、見た目にはどこが変わっているのか判別できなかった(-_-;)。
追伸)実はNVIDIAのツールを使って録画したんだけど、これを使って録画しなかった場合は、高品質のスコアーは常時20000を超えます。どうもこのツール自体がスコア劣化を招いているような・・(-_-;)

3.2 PassMark


まずまずかな。CPU MARKは30,000超えなのでこれで良し。若干3D Markの数値が低い感じがするけど、後にRTX 4060Ti 16GBのドライバーをアップデートしたらスコアーは23,000オーバーとなったので、やっぱりこんなものでしょう。トータル評価もまずまず。

3.2 CineBench R23

マルチで15218、シングルで1853。こんだけあれば普通困らない(ASRockのBios設定でBFB(Base Frequency Boos)をcore i5 13500の最大TurboPower(154W)近辺に設定すればマルチは20000程度になりますが、ここではベースパワー(AUTO=65W)で計測した結果となります。この場合R23実行時CPU温度は60度超えは無く、stable diffusionを使う分にもこれで全く困りません)

4. stable diffusion・・

作ったデスクトップで、Win 11上にstable diffusionをインストールし酷使してみたけど・・・・

当然上位の4070系と比べると生成スピードは落ちると思うけど、VRAM不足になる事はよほどの高解像度版の画像を生成しない限り皆無。趣味のレベルならこれで十分でしょう。

5. 最後に

今回は望むグラフィックスボードを積んだ市販PCがなかったのでstable diffusionが問題なく使えるスペックのデスクトップを予算切り詰め前提で部材を集めて作ってみました。
市販のもので十分な場合は、市販のPCを購入した方がサポート面で◎。今回は部材に初期不良がなかったため、よかったのですが、初期不良があった場合の手続きはちと面倒なため、自分で組み立てる場合、問題の切り分けができる程度の技術があった方が無難。
久しぶりに組み立てましたが、結構疲れました(-_-;)。Linuxインストールについては後日。Linuxでもstable diffusionをセットアップしますが、どのLinuxにするかは悩み中。。


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