Ubuntu 21.10 "Impish Indri "~日本語入力環境 iBus-Mozcに関する問題の収拾に関して・・

 



そろそろかな・・という事で、Ubuntu 21.10 "Impish Indri"のiBus-Mozc問題の収拾程度を見てみる事にしました。問題というのは・・・Gnome 40より、XwaylandがOn demand化した点に起因していて、XwaylandプロセスがiBus起動時に動作していないため、iBus-Mozcによる日本語入力は不可状態となる・・といったものです。LibreofficeのようにOn demandでXwaylandを起動するアプリケーションを起動すれば、その直後からiBus-Mozcが使用可能となるんですが・・以下本ブログ投稿記事では、本問題に対するワークアラウンドとしてUbuntu 21.10の日本語入力環境をfcitx5-mozcに切り替える方法を紹介しました・・。


英語圏以外では、かなりクリティカルな問題であり、そう遠くないうちに収拾されるだろうと踏んでいましたが、これについて再度Ubuntu 21.10をインストールして確認してみる事にしました。

インストール及び初期設定Windowによる初期設定内容に関しては上記本ブログ投稿記事の通り。初期設定Windowによる初期設定を行っている最中に以下2つのアップデートnotificationが出ます・・。
”ソフトウエアの更新”Windowでは・・”今すぐインストール”ボタンを押下・・

”情報があります”Windowでは・・”この操作を今すぐ実行する”ボタンを押下・・

・・してこの2つのアップデートを完了させます。この後再起動し、Xwaylandの起動状態を見てみると・・


問題なく起動している事が確認できます。という事で、一度だけの操作として”Windows"キーとスペースキーを同時押しし、日本語(Mozc)に切り替え・・、
geditを起動し、半角/全角キー押下で日本語入力を確認してみると・・

問題なくiBus-Mozcによる日本語入力ができます。

ただし・・
上記検索ボックス(”検索ワードを入力”と表示されている箇所)には日本語入力できません。

この箇所に日本語入力はしない・・という方にとってはあまり問題は無いものと思いますけど、やはり日本語入力環境としては片手落ちですので、Ubuntu 21.10 Japanese remix化してこの問題を収拾します。


ターミナルを起動し以下コマンドを順次投入します。


sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -P /etc/apt/trusted.gpg.d/


sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -P /etc/apt/trusted.gpg.d/


sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/impish.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list


sudo apt update && sudo apt upgrade



以上処理終了後、再起動すれば、Ubuntu 21.10 Japanese remix環境となります。

検索ボックス対する日本語入力も・・

問題なく行えます。

これからUbuntu 21.10をインストールする場合は、Ubuntu 21.10 Japanese remixが既にAvailableになっているため、これを使ってインストールした方が良いです(完全な日本語環境となるため)。


とりあえず、これで、Ubuntu 21.10 "Impish Indri"のiBus-Mozc問題は決着です。



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