現状のUbuntu及びUbuntuフレーバーはその殆どが、日本語化&日本語input methodに関する特別な処理はいりません。ただし、Ubuntuに関しては少なくともiBus-Mozcを利用可能とするため、パネル上で、操作のひと手間(大した事ではありませんが)が必要となります。
Linux初心者が使用する際、なるべくこのあたりの余計な操作が必要ない事が重要です。
Japanese remixはもともと日本語化に関して高いレベルにあるUbuntuに対し、初心者が使用するにあたって、問題となる部分に対し収拾を図っており、インストールさえ行えば、完全な日本語化に加え、追加操作無しにiBus-Mozcが使用できるようになっています。
今回は、Japanese Remixの最新版Ubuntu 19.04 Japanese Remixに関して取り上げます。
1.概要
これは、Ubuntu 19.04 "Disco Dingo"と同じですので割愛します。サポートEndは、Ubuntu 19.04と同様です。
→https://www.linux-setting.tokyo/2019/04/ubuntu-1904-disco-dingo-ubuntu.html
2.インストール
ブートローダーと本体のインストール先は環境依存ですので参考になりません。
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3.初期設定
インストールが終了し、再起動すると、初期設定Windowが立ち上がります。
オンラインアカウントの設定→後で設定可能(スキップ可) |
Ubuntuの支援→心配な場合は”いいえ”を選択 |
筆者はOnにしています→位置情報サービス |
ソフトウエアセンターの起動→スキップ可 |
以上で初期設定は完了します。
日本語化、日本語input method( iBus -Mozc)の設定処理は完了していますので、すぐにlibreoffice等を使用し、半角/全角キー押下で日本語入力が可能です。
日本語化残処理の必要は全く必要ありません。
4.設定上の注意事項
・デスクトップ上のアイコンを削除したい場合
Gnome 3.32のデスクトップ環境で、デスクトップにアイコンを表示させる機能性は、一般的に、gnome-shell-extension(拡張機能):Desktop iconsで実現されます。Ubuntu 19.04 Japanese Remixにおいて、この拡張機能は、インストールされていないのにもかかわらず、”ゴミ箱”アイコンと”ホームフォルダー”アイコンはデスクトップ上に表示されています。
仮に、デスクトップからこれら2つのアイコンを削除したい場合、gnome-tweak-toolを追加でインストールした後、gnome-tweak-tool→拡張機能から、一旦、拡張機能"Desktop iconsを"On"にします(Onにすると、Desktop iconsがインストールされます)。
この際、デスクトップアイコンが2重で表示される結果となりますが、Desktop iconsの設定で以下のように、”デスクトップにホームフォルダーを表示する”及び”デスクトップにゴミ箱を表示する”をOffにし、更にDesktop icons自体をOffにします。
以上で、logout/loginすれば、デスクトップ上のアイコンは消えます。
5.評価
安定性:A、インストール・初期設定・日本語化の平易性:S、軽快性:B+、機能性:A
となります。
login直後の消費メモリは、700MB〜800MB程度。
やはり、インストール・初期設定・日本語化の平易性はgnome 3.3環境の中では抜群です。
使い手を選ばない程、設定等の平易性が◎のため、筆者おすすめ、一押しの一本となります。
特にLinux初心者は、このJapanese Remixから始めると、無理がないものと思います。
注意)
冒頭、及び以下のスクリーンショットでは、Conkyを追加で設定→デスクトップに表示させています。また。openweather、ゴミ箱のgnome shell extentionを追加インストール&設定等しています。これらはデフォルトのデスクトップでは設定されていませんので注意ください。
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