Lubuntu 19.04 "Disco Dingo" 〜最新Lubuntu LXQtデスクトップ環境の出来具合はいかに?

2019年4月20日土曜日

lubuntu LXQt ubuntu base 軽快

Lubuntu

lubuntu 18.10で初めてLXQtデスクトップ環境を搭載してきたlubuntuですが、流石に最初は( ^^ ;・・という感じで・・。lubuntu 18.10では日本語環境構築において、language supportが使用できましたので、これをインストールし、結構簡単に日本語化を実現しましたが、デスクトップの出来は流石に及第点とまでは行きませんでした。

さて・・lubuntu 19.10 "Disco Dingo"は一体どんな出来なのか・・今回は、最新lubuntuのLXQtデスクトップ環境を取り上げます。


1.概要

1)ベース:Ubuntu 19.04 ベース

2)カーネル:5.5.0-13/当たり前ですが、Ubuntu 19.04と同じです。

  したがって、meltdown/spectre HW脆弱性対応度も一緒で◎

3)デスクトップ環境:LXQt バージョン 0.14.1


 2)インストール

インストールの流れは以下の通りとなります。
本体及びブートローダーのインストール先は環境に依存しますので参考になりません。
やはり、インストーラーはdebianベースっぽい。

3.初期設定、日本語化残処理、基本設定

1)repositoryの変更とシステムアップデート・アップグレード

ソフトウエアソースの変更機能は別途準備されていますが、面倒なので、今回はmuonを使って、repositoryの変更とシステムアップデート・アップグレードを一気に行います。
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"Download from"を Server for 日本 に変更しcloseボタンを押下
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ソフトウエアソースの更新処理が走り・・
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更新処理が終わったら、Full Upgradeボタンを押下・・
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Apply Changesボタンを押下すると、アップグレードプロセスが開始されます
 これでアップデート、ソフトウエアインストールのスピードが上がります。

 2)日本語化残処理

まずはどの程度日本語化されているかですが。。。
 lubuntu 18.10と同じレベル。。基本的な日本語化ファイルセットは入っていません。
日本語input methodは、fcitxは導入されるものの、mozcは無し。

しかも今回は、language support(language selector)のインストールが出来ませんので、日本語化はすべて手動で行う必要があります。

このため、muonを使用して、日本語化に必要な全ファイルセットをインストールします。
language-pack-kde-jaをインストール

language-pack-gnome-jaをインストール

firefox-l10n-jaをインストール

libreoffice-l10n-jaをインストール

fcitx-mozcをインストール
上記インストール対象を依存関係とともにインストールすると、メニュー等の日本語化、fcitx-mozcの設定まで完了します。

logout/logoinでfcitx-mozcによる日本語入力が可能となります。

追加ソフトウエアとしてThunderbird、gimpをインストールする場合は、thunderbird-locale-ja、gimp-help-jaのインストールも忘れずに。。

3)基本設定

①デスクトップアイコンの表示・非表示

デスクトップアイコンの表示・非表示は、デスクトップでマウス右ボタンクリック→表示されるメニューの中の”デスクトップ設定”を選択・実行・・で変更できます。


②透過処理

透過処理をOnは、アプリケーションメニュー→”設定”→"LXQt settings"→"LXQtコンフィグレーションセンター"を実行。この後表示される”Configuration Center"のLXQtセッションの設定”を起動して行います。

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Comptonにチェック
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”開始”ボタンを押下→Comptonが実行され自動起動対象となります
以上で透過処理(Compton:composite manager)の設定は終了です。これで透過処理が効くようになります。

ちなみに他アプリや、shell等を自動起動(startup)したい場合は、この”LXQtセッションの設定”の左側ボックス"自動起動"を選択すると行えます。


③アイコンの変更
オリジナルパネルがダーク系のため、アイコンが見づらくなっています。標準のアイコンはpapirusを使用していますが、これをpapirus-Darkに変更するとアイコンが見やすくなります。この処理は、Configuration Centerの”LXQt外観の設定”から。。
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papirus-Darkを選択して、適用ボタンを押下・・これで変更されます

これで使える環境に。。上記設定完了直後のスクリーンショットはこんな感じ。。

筆者はこれら設定に加え、パネル位置を下部→上部へ変更、パネル上の”世界時計”の表示を変え、Conky及びplankを設定、壁紙を変更して、冒頭のようなスクリーンショットのデスクトップを作っています。

加えて、今回はmeteo-qtをインストール・設定してパネル上に天気予報を表示させるようにしています(ダブルクリックすると、デスクトップ上に数日間の天気予報も表示できます・・ただし、meteo-qtの設定には、openwathermapのapiキーが必要・・)。


しばらくlubuntu 19.04を使ってみよう・・という気にもなって、office onlineをice ssb managerで定義してみました。。やっぱりこれは便利です・・。LXQt環境でも問題なく動作・・。


 3.評価

 軽快性:A、インストール・初期設定・日本語化・基本設定の平易性:C、機能性:A、安定性:B+

language-supportが使えなくなっているため、これに変わる機能がないと、日本語化は手作業になるという事もあって、つらいかもしれません。sparkylinux LXQtのように初期設定メニューによってこれら処理を行わせる等、なにか手を打たないとまずいような・・。

他Configuration Centerの日本語表示、他日本語表示に関しても着実に改善しているため、設定さえ終えれば、結構使える環境となります。

login直後の消費メモリは400MBの後半。。十分軽快に動作します。安定性は若干微妙・・でしょうか( ^^ ;。

Ubuntu baseの手動での日本語化に慣れている方には、まずまずの・・おすすめできる一本となります。