KDE環境を軽量と言っていいものかどうか・・迷いましたが、起動→ログイン直後の使用メモリーが300MB後半〜400MB前半となると、軽量の部類に入るんじゃないかと。
ただ、軽快な操作性か?・・というと、そこまでは行かない感じでしょうか。当たり前ですけど、Window効果がデフォルトで強めなので、ここも影響しているものと思います。すなわち、どうしても、LXDEやXfce4等と比べると操作に対して反応/応答がワンテンポ遅いという事です。
流石にFirefox等アプリケーションを立ち上げていくと軽くメモリー使用量は1GBを超えてきますが、ログイン直後のメモリー使用量が400MB近辺のKDE環境は筆者もあまり見た事がありません。
KDE neon user editionは、最新のKDE環境を搭載してくるUbuntu 18.04 LTSベース。
ほとんどカスタマイズしない素のKDE環境を載せてくるため、筆者的には好きです。
また、Ubuntu 18.04 LTSベースになったのは昨年秋。
その際に、リソースが足りない・・という理由で、Ubuntu 16.04 LTSベースのneonに関しては、ほぼいきなりEOL(End Of Life)しちゃったいわくつきdistributionです。
無論アップグレードしてね〜というアナウンスは出ましたが、もう少し猶予期間があっても・・というのが正直なところでした。
この切り方を見ると、サポート期間は2年と見たほうがよく、LTSベースとは言っても、実際のサポート期間は違うよー・・その代わりKDE環境は最新に維持します・・という考え方。これは、これでありではないかと・・。
という事で早速KDE neon user editionに関して投稿を進めて行く事にします。
1.概要
これはスクリーンショット1枚を貼れば済んじゃうので手を抜きます。 以下を参照・・という事で。
搭載カーネルバージョンは、4.15.0-43でmeltdown/spectre HW脆弱性緩和策適用度は・・
結果のサマリーは以下の通り。。
まずは問題なく。。
2)インストール
インストールは以下スクリーンショットを参考に。。
至ってスタンダードで平易なインストールプロセスとなっています。
3.日本語化残処理
メニュー等日本語化に必要なファイルセットのインストールや、日本語input method(fcitx-mozc)のインストール&設定は、日本語指定でインストールすれば完了するタイプですので、あまりやる事はありませんが、日本語関係では、plasma translationの箇所のみ設定が完了していませんので、ここは以下のようにKDEシステム設定→地域の設定→言語 から”日本語”を追加する事で設定が完了します・・。
fcitx-mozcを使った日本語入力も普通にできます。
4.基本設定
素のKDE環境ですので、かえって設定内容はシンプルです。ただしKDEの基本的な知識は必要です。
1)repositoryの変更
いつものように日本国内のサーバーに変更するっていう作業ですが、これはすでに国内サーバーに設定されています。したがって、そのまま使用しても構いません。
筆者は、jaistに変更していますが。。
これは、ソフトウエアセンターを起動→ソフトウエアセンター右側タグの"Settings"を選択→"Software sources"を選択し、処理を進めて行く流れとなります。
この後、システムアップデート/アップグレードを行う流れとなります。
尚、neonではパッケージマネージャーとしてソフトウエアセンターしか入っていません。必要に応じて、muon等をインストールする必要があります。
2)アプリケーションの追加導入
Libreofficeやthunderbirdはpre-install対象になっていません。neonは最小限のアプリケーションのみpre-installしますので、自分でソフトウエアセンター等を使用して必要なアプリケーションをインストールする必要があります。
これら基本設定直後のスクリーンショットが以下のようになります。
5.追加設定
無論、素のKDE環境ですので、テーマはデフォルト、デスクトップキューブ等のwindow効果はOffの状態です。またウィジェットの設定も行われていません。これらの設定・変更方法は今までのKDEを使ったDistributionに関する投稿の中で簡単に触れていますのでそちらを参考にしてください。例えば、本ブログのNetrunner 19.01の投稿記事等が参考になります。
https://www.linux-setting.tokyo/2019/01/netrunner-1901-black-bird-debian.html
6.その他
Peppermint 9のice ssb managerのインストール→オフィスオンライン設定&使用も問題ありません。
アーキテクチャも、Arch、Debian( Ubuntu含む)で動作を確認していますが、デスクトップ環境すべてに対してどうか・・までは、まだ確認が取れていません。。
現在のところ、lxde、Xfce、今回のKDE環境・・これらに関しては確認済みですので、他、mate、gnome3あたりは動作確認してみようと考えています。
ただ、基本的にice ssb managerはスクリプト生成・設定の機能ですので、使い方さえ気をつけておけば、メジャーなデスクトップ環境での動作は問題ないものと思います。
7.評価
軽快性:A、安定性:A、インストール&基本設定の平易性:A、機能性:B+
こんなところでしょうか。
KDE環境は最新、セキュリティパッチは、Ubuntu respositoryから、しかもKDE環境の中で最軽量・軽快、デスクトップも、かなりきれい・・サポートの側面から言うと、3年サポートのKubuntu 18.04 LTSを選択する・・という道もありますが、サポート期間の差は1年のみ。。この差をどう見るかという事になります。
また、KDE環境のDistributionの中では最軽量の部類に入りますが、Xfce4やLXDE等と比較すると、軽量ではあっても軽快ではないという難しい性格を持っています。Xfce4やLXDEを使用したDistributionよりも明らかに、login直後のメモリー使用量は少なく(300MB後半~400MB前半)、けど操作に対する反応は、Xfce4や、LXDEの方が上・・デスクトップ環境の性質を考えると致し方ありませんが、今回は軽快性に関し、あえてAを付けています。これはKDE環境を持つDistributionの中では最軽量・・・という部分を考慮して・・という事となります。
pre installアプリは最小限のため機能性はB+としましたが、これはインストールすれば済む話ですので大きなファクターではありません。
Ubuntu base+KDE環境のDistributiionの中では間違いなく筆者一押し・・かなりオススメの1本となります!。
ただ、軽快な操作性か?・・というと、そこまでは行かない感じでしょうか。当たり前ですけど、Window効果がデフォルトで強めなので、ここも影響しているものと思います。すなわち、どうしても、LXDEやXfce4等と比べると操作に対して反応/応答がワンテンポ遅いという事です。
流石にFirefox等アプリケーションを立ち上げていくと軽くメモリー使用量は1GBを超えてきますが、ログイン直後のメモリー使用量が400MB近辺のKDE環境は筆者もあまり見た事がありません。
KDE neon user editionは、最新のKDE環境を搭載してくるUbuntu 18.04 LTSベース。
ほとんどカスタマイズしない素のKDE環境を載せてくるため、筆者的には好きです。
また、Ubuntu 18.04 LTSベースになったのは昨年秋。
その際に、リソースが足りない・・という理由で、Ubuntu 16.04 LTSベースのneonに関しては、ほぼいきなりEOL(End Of Life)しちゃったいわくつきdistributionです。
無論アップグレードしてね〜というアナウンスは出ましたが、もう少し猶予期間があっても・・というのが正直なところでした。
この切り方を見ると、サポート期間は2年と見たほうがよく、LTSベースとは言っても、実際のサポート期間は違うよー・・その代わりKDE環境は最新に維持します・・という考え方。これは、これでありではないかと・・。
という事で早速KDE neon user editionに関して投稿を進めて行く事にします。
1.概要
これはスクリーンショット1枚を貼れば済んじゃうので手を抜きます。 以下を参照・・という事で。
搭載カーネルバージョンは、4.15.0-43でmeltdown/spectre HW脆弱性緩和策適用度は・・
結果のサマリーは以下の通り。。
まずは問題なく。。
2)インストール
インストールは以下スクリーンショットを参考に。。
至ってスタンダードで平易なインストールプロセスとなっています。
3.日本語化残処理
メニュー等日本語化に必要なファイルセットのインストールや、日本語input method(fcitx-mozc)のインストール&設定は、日本語指定でインストールすれば完了するタイプですので、あまりやる事はありませんが、日本語関係では、plasma translationの箇所のみ設定が完了していませんので、ここは以下のようにKDEシステム設定→地域の設定→言語 から”日本語”を追加する事で設定が完了します・・。
↓
↓
最後に適用ボタンを押して設定は終了 |
4.基本設定
素のKDE環境ですので、かえって設定内容はシンプルです。ただしKDEの基本的な知識は必要です。
1)repositoryの変更
いつものように日本国内のサーバーに変更するっていう作業ですが、これはすでに国内サーバーに設定されています。したがって、そのまま使用しても構いません。
筆者は、jaistに変更していますが。。
これは、ソフトウエアセンターを起動→ソフトウエアセンター右側タグの"Settings"を選択→"Software sources"を選択し、処理を進めて行く流れとなります。
この後、システムアップデート/アップグレードを行う流れとなります。
尚、neonではパッケージマネージャーとしてソフトウエアセンターしか入っていません。必要に応じて、muon等をインストールする必要があります。
2)アプリケーションの追加導入
Libreofficeやthunderbirdはpre-install対象になっていません。neonは最小限のアプリケーションのみpre-installしますので、自分でソフトウエアセンター等を使用して必要なアプリケーションをインストールする必要があります。
これら基本設定直後のスクリーンショットが以下のようになります。
5.追加設定
無論、素のKDE環境ですので、テーマはデフォルト、デスクトップキューブ等のwindow効果はOffの状態です。またウィジェットの設定も行われていません。これらの設定・変更方法は今までのKDEを使ったDistributionに関する投稿の中で簡単に触れていますのでそちらを参考にしてください。例えば、本ブログのNetrunner 19.01の投稿記事等が参考になります。
https://www.linux-setting.tokyo/2019/01/netrunner-1901-black-bird-debian.html
6.その他
Peppermint 9のice ssb managerのインストール→オフィスオンライン設定&使用も問題ありません。
アーキテクチャも、Arch、Debian( Ubuntu含む)で動作を確認していますが、デスクトップ環境すべてに対してどうか・・までは、まだ確認が取れていません。。
現在のところ、lxde、Xfce、今回のKDE環境・・これらに関しては確認済みですので、他、mate、gnome3あたりは動作確認してみようと考えています。
ただ、基本的にice ssb managerはスクリプト生成・設定の機能ですので、使い方さえ気をつけておけば、メジャーなデスクトップ環境での動作は問題ないものと思います。
7.評価
軽快性:A、安定性:A、インストール&基本設定の平易性:A、機能性:B+
こんなところでしょうか。
KDE環境は最新、セキュリティパッチは、Ubuntu respositoryから、しかもKDE環境の中で最軽量・軽快、デスクトップも、かなりきれい・・サポートの側面から言うと、3年サポートのKubuntu 18.04 LTSを選択する・・という道もありますが、サポート期間の差は1年のみ。。この差をどう見るかという事になります。
また、KDE環境のDistributionの中では最軽量の部類に入りますが、Xfce4やLXDE等と比較すると、軽量ではあっても軽快ではないという難しい性格を持っています。Xfce4やLXDEを使用したDistributionよりも明らかに、login直後のメモリー使用量は少なく(300MB後半~400MB前半)、けど操作に対する反応は、Xfce4や、LXDEの方が上・・デスクトップ環境の性質を考えると致し方ありませんが、今回は軽快性に関し、あえてAを付けています。これはKDE環境を持つDistributionの中では最軽量・・・という部分を考慮して・・という事となります。
pre installアプリは最小限のため機能性はB+としましたが、これはインストールすれば済む話ですので大きなファクターではありません。
Ubuntu base+KDE環境のDistributiionの中では間違いなく筆者一押し・・かなりオススメの1本となります!。
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