Voyager OS 18.04.1.1を極める(その2)!〜Xubuntu 18.04.1の高カスタマイズ・高機能DistributionのConky設定、他主要機能、評価!

2018年11月18日日曜日

ubuntu base Voyager xfce4 軽快

今回は前回に引き続きVoyager OS 18.04.1に大量にpre-installされるConkyガジェットの設定、ダッシュボードの起動、機能性、評価等に関して投稿していきます。

尚、本投稿を読む前に、前回のVoyager OS 18.04.1.1の日本語化、基本設定編を読んでいない場合は、前回の投稿を読んでから、本内容を読む事をお勧め致します。

Voyager OS 18.04.1は前回までの基本設定に関する投稿により概ね利用できる環境となります(Google calendarとの同期方法についてはオプションですので、これは、任意設定です。。)

また、本投稿の中で、例えばBox Voyager等の全ての機能性を投稿するのは難しい所ですが、触りの部分だけでも紹介していきたいと思います。


1.Conkyの設定と表示調整

 Voyager OS 18.04.1.1は大量のConky configファイルをpre-installしており、Voyager独自のConky manager(Voyager Conky Control)によって、選択表示、位置の調整、自動起動スクリプトの生成をまとめて行っています。

当初のVoyagerは、このあたりの独自設定パネルのメッセージカタログをフランス語でハードコーディングしており、メニュー等がフランス語で表示され、フランス語を知らないと、割に感で操作して見る・・みたいな感じで非常に困ったものですが、現在は、ある程度日本語化されているため◎です(英語の箇所は残っていますけど・・)。

そもそもubuntu baseの独自設定パネルに関しては、日本語化の対象からは外れてしまいますので、ある程度英語の読解力が必要ですが、当初のVoyagerのフランス語で表示というのは筆者もさすがにドツボリました。
Voyagerはバージョン・レビジョンがアップする都度、このあたりを地道に改善してきている所は◎だと思います。

という事で最初にConkyの設定と表示調整に関して投稿を進めて行く事とします。

前回投稿した基本設定が完了してもデスクトップを日本語化したため、日本語が使えないフォントを使用しているConkyガジェットは、特に日時を表示するものについて文字化けを起こします。

さらに、Voyagerの独自Conky managerは自動起動用のスクリプトを吐き出し、これを自動起動対象とする事で、Conky managerで設定したConkyガジェットをlogin時に自動表示するメカニズムとなっています。

筆者も、最初は、Conky configファイルを手動で書き直し、Fontを日本語が扱えるように変えて、さらに日時の並びを変え、位置調整も行い表示させていたものですが、Voyagerが上記メカニズムを取っているが故にかなり非効率である事から、Conkyの表示は英語のままでという方針に変えました。

これを行う事によって、Voyager全てのConkyガジェットをconfigファイルの書き換え無しに使える・・という事、日本語にしてしまうと割にかっこ悪くなっちゃうという点が改善されます。

という事で、今回はConky managerを使用してConkyを選択、位置調整、自動起動スクリプトの吐き出し時の調整、Conkyを英語モードで立ち上げるといった一連の流れを以下に示して行きます。

 1)Voyager Conky Controlを使ってConkyを設定する・・

Voyagerはデスクトップの左右の端それぞれ中央に独自アイコンを配置し、様々な機能を提供しています。デスクトップ右側中央に目のようなアイコンがありますが、これを押して"Box Voyager"を起動します。
 BOX Voyagerの"Conky Control"を実行します。
コンキーリストからデスクトップに表示するConkyガジェットを選択します。
デフォルトは、"Time Full White"で、デスクトップの左隅下部に表示されているConkyガジェットです。無論ここで複数のConkyガジェットを選択し、表示する事も可能です。
例えば、"Time Full White"のチェックを外し、カテゴリ"Base"の"Workspace point"にチェックを入れ、カテゴリ"Extra2"の"Gotham"にチェックを入れ表示させると以下のようになります。
Workspace pointは現在いるWorkspaceの位置を表示しています(デスクトップの右下隅)。またGothamは、日時と基本的なシステムリソースの使用状況を表示していますが、Fontの問題で日時表示箇所が文字化けを起こします(デスクトップの左側中央)これは後で収拾します)。

次にGothamの位置の修正を行ってみます。
Conky Controlのタグから”コンキー管理”→”設定”を選択実行するとConkyの位置変更が行えます。位置変更を行うConkyの選択はWindow左側の一覧から選択します。ここではGothamを選択・・。
 まず、”ポジション”の”上左”とか、”中左”とかは、Conky表示開始位置を示しています。

”上左”が2つあったりとか・・若干翻訳ミスはありますが、この箇所はデスクトップの位置表示を合わせておこなっているため、"上左”とかの場所で認識してください。

さらにその下に水平最大1600、垂直最大900と書かれている場所があり、その右横に数値が入力できるようになっていますが、ここには、Conky表示開始位置から、Conkyを移動する数値をピクセル単位で指定します。

水平方向への移動は、水平最大1600の右横の入力箇所へ、垂直方向への移動は、垂直最大900の右横の入力箇所に移動数値を入力します。

例えば水平方向への移動はそのままで、垂直方向への移動を50とすれば、Gothamの位置が、左隅上から垂直方向へ50・・当初の位置から250ピクセルほど上部に移動する結果となります(移動した後の位置確認は”プレビュー”ボタンを押します)。
プレビューボタンを押して、位置がプレビューの表示結果で良ければ”確認”ボタンを押します。

さて、これでConkyの選択と位置表示が完了するわけですが、最後にこの状態を保存して、自動起動スクリプトに反映させます。

これは”オートスタート”ボタンを押すことによって行えます。

オートスタートボタンには以下の2つの機能があります。

 ①オートスタートデレー

単に英語をカタカナにしちゃった翻訳ですが( ^^ ;、自動起動スクリプトの自動起動時の遅れ時間を定義します。単位は秒。標準の2秒でも構いませんが、筆者が定義するのは大体5秒です。
 ↓


②設定保存

位置調整の結果を該当するConky Configファイルに保存した後、自動起動スクリプトを吐き出します。

合わせてXfce4設定マネージャーの”設定と起動”→”自動開始アプリケーション”の設定に、自動起動スクリプトを起動する遅れ時間を加味した自動起動shellが"Conky Control"という名前で上書きされます。
上記の事項の一連の流れが、Voyager Conky Controlの処理の中で行われ、Conkyの設定に関しては手動でConky configファイルや自動起動shell等を書き直す必要はありません。
かなり凝ってますね・・これは(笑。

 2)Conkyを英語モードで起動する・・

Voyager Conky Cotrolの機能を活かした上で、Conkyの文字化けを収拾するためには、Conkyを英語モードで使用する事が一番です。またフォント等は、英語表示の場合のほうがかっこいい事も確かっていうのがあるんですが(笑。

このためには、 ”自動開始アプリケーション”の設定の自動起動shell(Conky Control)の内容を一部書き換える必要があります。

実は、Voyager Conky Controlでは、”自動開始アプリケーション”の設定の自動起動shellの遅れ時間の設定に関し、最初の1回の変更時にのみ本shellに反映します。以降は反映させませんので、この自動起動shellの内容はVoyager Conky Controlでいかに表示させるConkyの数を増やそうと減らそうと、遅れ時間を変えようと、変わらないという事になります。このあたりも良くできています。

さて英語モードでConkyを立ち上げる環境変数としては3種類考えられます。

①LANG=Cを使う
②LC_TIME=Cを使う(日時箇所のみ英語表示)
③LC_ALL=Cを使う

”自動開始アプリケーション”の設定の自動起動shell(Conky Control)の中身は以下のようになっています。

sh -c "sleep 5; sh ~/.scripts/Conky/DemConky.sh;"

Language関係の環境変数を挿入する場所は以下のようになります。

sh -c "sleep 5; 環境変数 sh ~/.scripts/Conky/DemConky.sh;"

例えばLANG=C を使う場合は、

sh -c "sleep 5;  LANG=C sh ~/.scripts/Conky/DemConky.sh;"

となります。

Language関連の環境変数をそれぞれ挿入した場合の検証結果は以下のようになります。

①LANG=Cを使う:環境変数が無効になる

②LC_TIME=Cを使う:日時の箇所だけ英語表示OK、ただしGothamの行間が詰まる。

③LC_ALL=Cを使う :英語表示OK。行間もOK。

以上の事から、③が最も表示結果が良いという結果になりますので、Conky英語モード使用時の自動起動shellの内容は、③の内容(LC_ALL=C)で設定したほうが良いという結果になります。

2.ダッシュボードの設定

次にダッシュボードですが・・よくGnome3で似たような挙動を見かけますね、これは。
そもそも、Voyager OS 18.04.1.1では、ダッシュボードの機能をpre-installしていますが、自動起動対象にはなっていません。

これはplankとコンフリクトを起こす可能性があるためです。

このため、以下のように"Xdashboard"に自動起動対象としてチェックを入れれば、ダッシュボードが使えるようになります。起動は、デスクトップ右下隅にカーソルを持っていくだけです。

ただ・・Xdashboardを実行した場合にplank上にもXdashboardが表示されますが、これを選択・実行してしまうとVoyagerがフリーズしますので要注意!。

3.その他の機能性

1)コマンド別名定義

よく使うコマンドが別名定義されていますので、必ず、以下のホームホルダー直下の".bash.aliases"を確認の事。筆者が修正した定義項目もありますけど・・。
 例えばターミナルから"tenki"って打ってエンターキーを押すと、八王子の天気予報が表示されるように修正してます。

2)Voyager OS 18.04.1.1デスクトップの左端中央アイコン群

ここでは、Firefoxをprivateモードで立ち上げたり、機内モード、Netコンキーを立ち上げる等の機能群を提供しています。

3)Voyager OS 18.04.1.1デスクトップの右端中央アイコン群

ここではKodiの起動、システム情報の表示、Voyagerの独自設定パネル(Box Voyager)の起動等の機能群を提供しています。

Box Voyagerの中には、前述したConky設定を行う機能も含まれますが、他、様々な設定を細かく行えるようになっています。例えばNight modeへの切り替え等の設定項目があります。
 ↓
またデスクトップ下部に表示されるPlankの設定もこのBox Voyagerの設定項目の中に含まれます。

4.評価

機能性:S、安定性:A、インストール・日本語化の平易性:B+、軽快性:A
といった所です。初めて機能性にSランクが出てきましたが、Voyager 18.04.1.1の機能性を全て使いこなすためには、それなりの時間が必要です。

2回に渡って、Voyagaer OS 18.04.1に関する投稿を行いましたが、筆者の評価としては、非常にオススメのDistributionとなります。ただし、若干玄人向けでしょうか・・。

ただ間違いなく筆者一押しの一本です!