UbuntuDDE 20.04 Remixリリース! 〜Deepin Desktop Environment 5.0.0-2をデスクトップ環境に採用したUbuntuフレーバ候補を検証する!



前回、Ubuntuフレーバ候補Ubuntu Cinnamon 20.04 Remixに関して投稿しましたが、今回はもう一つのUbuntuフレーバ候補・・UbuntuDDE 20.04 Remixに関して投稿します。

DDEの総称は、Deepin Desktop Environment、バージョンは、5.0.0-2。

DDEは、Debian Stableをベースとして持つDeepin LinuxのQTベース高機能デスクトップ環境として有名でありManjaro、Debian、Fedora等でも利用可能です。Windowマネージャーは、DDE-Kwinとなっています。

いずれは、Ubuntuフレーバの一本として出てくる事は予想されていた事ですが、Ubuntu 20.04に対応したフレーバ候補 UbuntuDDE 20.04 Remixが登場してきた事から今回取り上げる事にした次第です。

1.概要

1)ベース:Ubuntu 20.04 LTS

2)デスクトップ環境:DDE 5.0.0-2

3)カーネル:5.4.0-29-generic
meltdown/spectre HW脆弱性緩和策対応度は、Ubuntu 20.04 LTS 日本語remixと同様で、問題無いレベルとなっていますので割愛です。

2.インストール(MBR/legacy Biosケース)

インストーラーは、Ubuntu Cinnamon 20.04 Remixと同様Calamaresを使用しています。


尚、本体及びブートローダーのインストール先は環境依存となりますので参考になりません。

次に初期設定、日本語化残処理に関して投稿を進めていきますが、初期設定、日本語化残処理はUbuntu Cinnamon 20.04 Remixと同じ内容となります。

3.初期設定

repositoryの最適化&システムアップデート・アップグレード

インストール→再起動→login直後にSoftware Updaterが起動します。
repositoryが国外サーバーにセットされているため、”Setting"ボタンを押下して、国内サーバーに切り替えます。

Ubuntu repositoryを国内サーバー(日本のサーバー)に変更した後、Closeボタンを押下すると、以下のようにソフトウエアInfoのアップデートが促されますので、”Reload"ボタンを押下します。


続けて、Software Updaterの”Install Now"ボタンを押下して、ソフトウエアアップグレードを実行します。

以上で初期設定は完了です。

尚、上記段階でのアプリケーションの日本語化レベルは、Ubuntu Cinnamon 20.04 Remixと同等レベルのため(Firefox等は日本語化されません)、UbuntuDDE 20.04 Remixも、言語サポートによる日本語化残処理を行います。

4.日本語化残処理

Language Support(言語サポート)を起動します。
ドイツ語等不要な言語サポートがインストールされているため、”後で通知する”ボタンを押下して、不要な言語サポートを削除します。

”言語のインストールと削除・・”ボタンを押下し、
”インストールされている言語”で、”日本語”及び”英語”以外の
言語サポートのチェックを外します。
”Apply”ボタンを押下します。
”Close”ボタンを押下し、一旦、
言語サポートを終了します。


再度、Language Support(言語サポート)を起動します。この際、英語及び日本語の不足分言語サポートのインストールが促されますので”インストール”ボタンを押下して、インストールを実行します。
インストール終了後、”Close”ボタンを押下して、
言語サポートを終了します。

以上、処理終了後、再起動します。
再起動→login後、再度、Language Support(言語サポート)を起動します。
”システム全体に適用”ボタンを押下し、閉じるボタンを押下します。

以上、処理終了後、一旦logout/loginします。

以上で、日本語化残処理が完了します。

アプリケーションの日本語化が終了し、日本語input method(以上処理により、iBus-Mozcからfcitx-mozcに切り替わります)により日本語入力も可能となります。


5.留意事項

最後に設定上の留意事項をあげておきます。

DDEは高機能デスクトップで非常にキレイに仕上がりますが、今の段階では、以下エラーが頻発します。

このため、エラー出力の抑制をしないと、設定中や使用中、邪魔になります。
エラー出力の抑制は/etc/default/apportを以下のように修正を行います。
enabled=1→enabled=0に変更

次にデフォルトのDisplay表示が1.5倍になっているため、気になる方は、これを1倍に変更します。

最後にDDEのデフォルトWindow効果はかなり強めです。設定中は邪魔になりますので、設定中だけでもこれをOffにしたほうが良いと思います。


6.評価

機能性:A、安定性:B、インストール→初期設定→日本語化残処理の平易性:B-

となります。

安定性の箇所は、Bに落としていますが、留意事項に書いた内容を含み、若干厳し目の評価にしています。機能性は申し分ありません。機能性のみを見た場合、Ubuntu Cinnamon 20.04 Remixよりも上かもしれません。

今すぐ、Ubuntu DDEの使用をお勧めするわけではありませんが、DDEがUbuntuフレーバーの仲間入りの可能性が出てきた事は非常に喜ばしい限りです。

現時点の出来を見ても、非常に期待の持てるUbuntuフレーバー候補となっていると思います。

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