Ubuntu Cinnamon 20.04 Remixリリース! 〜最新Cinnamon 4.4.8をデスクトップ環境に採用したUbuntuフレーバ候補を検証する!

さて、今回は、今後のUbuntuフレーバー候補の一つ、Ubuntu Cinnamon Remixを取り上げます。
最新版は、Ubuntu Cinnamon 20.04 Remix・・言わずとしれたUbuntu 20.04 LTSベース、デスクトップ環境はCinnamonとなります。
Ubuntu Cinnamonのホームページは・・

ダウンロードは本ホームページから行いますが・・
Sourceforgeから取ろうとすると・・開発が始まったUbuntu Cinnamon 20.10 remix unstableがIndicateされるため、Google Drive Linkからdownloadしたほうが無難です。ただし、Zip形式ですので、解凍し、isoファイルをメディアに焼く・・という流れになります。

いずれは出てくるかな・・と考えていた、デスクトップ環境としてCinnamonを搭載するUbuntuフレーバ候補ですが、他に、Cinnmaonを搭載するUbuntuベースとして、Linux Mintがあるため、勝負所は、このMintととの差別化ポイントをどうするか・・という事になります。あまりにもMintが完成された環境のため、中々、Cinnamonを搭載するフレーバ候補が出てこなかったわけですが、2019年・年末に、Ubuntu 19.10ベースのUbuntu Cinnamon 19.10 remixがリリースされ、今回、最新Cinnamon 4.4.8を搭載するUbuntu 20.04ベース・Ubuntu Cinnamon 20.04 remixがリリースされたため、取り上げる事にした次第です。

1.概要

1)ベース:Ubuntu 20.04 LTS Focal Fossa

2)デスクトップ環境:Cinnamon 4.4.8

3)カーネル:5.4.0-29-generic
meltdown/spectre HW脆弱性緩和策対応度は、Ubuntu 20.04 LTS 日本語remixと同様で、問題無いレベルとなっていますので割愛です。

2.インストール(MBR/Legacy Biosケース)

インストーラーは、Calamaresを使用しています。










尚、本体及びブートローダーのインストール先は環境依存となりますので参考になりません。


2.初期設定

システムアップデート・アップグレード

Ubuntu repositoryが国外サーバーにセットされていますので、これを国内サーバーに変えた後、システムアップデート・アップグレードを行います。
まず、メニューからSoftware Updaterを起動します(一般的には自動的に起動されるはずですが、今回起動しなかったため、手動起動しています)。
Settingsを選択し、repositoryを国内サーバーに変更します。

Closeボタンを押下してreloadをおこなった後、システムアップグレードを行います


"Install Now"ボタンを押下してシステムアップグレードを実行

システムアップグレード完了後、再起動が促されますので、"Restart Now"
ボタンを押下して再起動します

さて日本語化残処理に入る前に、上記状態でどこまで日本語化されているかを検証します。

まずpre-installアプリケーションの日本語化に関し、いくつかを起動して検証してみます。

・Firedox→☓
・GIMP→☓

・Libreoffice→○

日本語入力に関しては、パネル上のim-indicatorを”日本語-Mozc”に変更する事で、iBus-Mozcによる日本語入力が可能となっています。

pre-installアプリケーションの日本語化が完了していないため、Language Support(言語サポート)を使用する日本語化ステップを採用します。


3.日本語化残処理

メニューからLanguage Support(言語サポート)を起動します。
言語サポートとして使用しない、ドイツ語、ロシア語等がインストールされているため、”後で通知する”ボタンを押下し、言語サポートのインストールを止めて、”言語のインストールと削除”ボタンを押下し、言語サポートとして、英語と日本語以外のチェックを外します。

一旦、Language Support(言語サポート)を終了後、再度Language Support(言語サポート)を起動し、不足分の言語サポートパッケージ(日本語、英語のみが対象となります)をインストールします。
以上で一旦再起動します(logout/loginではなく)。

再起動すると、日本語化されていなかった、Firefoxや、GIMP等は日本語化されます。


次に日本語input methodですが、iBus-Mozcから、fcitx-mozcへ自動的に切り替わり、fcitx-mozcによる日本語入力が可能な状態となります。



結論として、今の段階では、language support(言語サポート)を使用して、日本語化残処理を行う事、Lnaguage support(言語サポート)として不要な言語が多数含まれているため、英語、日本語のみ残して、他の言語をアンインストールする事が必要となります(言語サポートの不要なアップデートの発生を防ぐため)。


4.他事項に関して

1)ソフトウエア

"ソフトウエア"に関しては、Ubuntu 20.04 LTSと同様、snapフォーマット、Deb Package双方が取り扱えるようになっています。
2)Cinnamonデスクレット、拡張機能

デスクレット、拡張機能共に、問題なく利用できます。

① デスクレット

② 拡張機能

5.評価

機能性:A、安定性:A、インストール→初期設定→日本語化残処理の平易性:B-

となります。Linux Mint Cinnamon editionがMintカラーの緑を基調としたデスクトップに対し、Ubuntu CinnamonがUbuntuのオレンジ基調となっています。
日本語化残処理に関しては、Ubuntuフレーバと比較すると、Lubuntu 20.04 LTSよりはマシですが、他のフレーバーよりは劣ります。まだフレーバになっているわけではありませんので、現在の出来としてはまずまずではないかと。

Distributionとしての機能性を見た場合、Linux Mintの方がやはり上ですが、果たして、Mintとの差別化ポイントをどう載せてくるのか・・今後、このあたり追いかけてみようかと思います。ただし、Linux Mintよりも手頃感はUbuntu Cinnamonの方が上だと思います。この考え方から言えば、今のままでもいいのかもしれません。


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