Voyager 10 Debian Buster 〜Voyager LinuxがDebian 10 ”Buster” Stable baseとなってバージョンアップ・・Voyager 10を検証する!

2019年8月11日日曜日

debian base gnome Voyager 高機能


Voyager linux・・言わずとしれたUbuntu/Debian base 高カスタマイズ・高機能(Xfce4&Gnome3)&軽快(Xfce4)Linux distiribitionですが、Debian stable base版が、Debian 10 "Buster" stable baseとなってバージョンアップしてきました。名称はVoyager 10・・。数字の箇所はDebian Stable最新版のバージョンNoと同じです。ちなみにUbuntu版のバージョン表示は、基本的にLTSのバージョン・レビジョンNoに合わせていますが、Gnome shell editionのみ、LTSではないバージョン・レビジョンNoに合わせています。

さて、Voyager 10 ですが、デスクトップ環境はGnome 3/Gnome Shellのみであり、時期から見て、Voygaer GE 19.04(Ubuntu 19.04 base)とほぼ同等なデスクトップ環境ではないかと考えられます。

Gnomeのバージョンは3.30.2であるため、バージョン3.2xのGnomeよりも遥かに重たさは軽減されており、Gnome3/Gnome Shellの高機能さや、Voyagerの独自カスタマイズもプラスされ、かなり魅力的なデスクトップ環境に仕上げっています。ちなみに、gnome3.2xを使用しているUbuntu 18.04.3のlogin直後のメモリ消費量とGnome3.30.2を使用したVoyager 10のログイン直後の消費メモリーは以下のようになっています。
Ubuntu 18.04.3 消費メモリー
Voyager 10 消費メモリー
Conkyの自動起動や、gnome-shell-extensionのインストール(Ubuntu 18.04.3よりも多く)を行っているVoyager 10のほうが250MBほど消費メモリーが少ない状態となっています。カーネル等も異なりますので、一概にこんな比較でいいのか・・という話もありますがあくまでも参考という事で。。

今回は、Voyagaer 10・・Debian 10 "Buster" stable baseに関して取り上げます。


1.概要

1)ベース:Debian 10 "Buster" stable

2)デフォルトディスプレイサーバー:Wayland

⇒synaptic等をまっとうに動作させたいならば、logoin画面でディスプレイサーバーをXに切り替える必要があります。筆者は切り替えています。

3)Gnomeバージョン:3.30.2
4)カーネルバージョン:4.19.0-5
spectre/meltdown等HW脆弱性緩和策対応度は。。
サマリーのみのスクリーンショットですが、◎。MDSにも対応。。

 2.インストール

インストールメディアは、firmwareとしてnon-free/free双方含む64bit版Voyager-10-Debian-amd64.isoを使用しています。他に、32bit版Voyager-10-Debian-i386.isoや、firmwareとしてfreeのみ含む64bit版Voyager-10-Debian-free-amd54.isoが存在します。

1)インストールメディアでブート後の初期メニューで、"Debian Live Localization Support"を選択&Enterキー押下
 2)Japaneseを選択&Enterキー押下
 以上でライブセッションがlocale日本語で起動します。

 3)インストールの流れ

 以降はインストールの流れをスクリーンショットで。。インストールのトリガーは、ドック上の"Install Debian"を選択・実行。。
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本体及び、ブートローダーのインストール先は環境依存となりますので参考になりません。


 3.初期設定・日本語化残処理


1)ディスプレイサーバーの切り替え:Wayland→X

何かと設定中は不便なので、WaylandからXに切り替えます。
これは・・login画面から歯車アイコンを押下して切り替えることができます。


2)repositoryの調整

/etc/apt/sources.listの内容が微妙におかしい状態です。特に以下反転させた箇所はいらないはず。。またmainはいいんだけど、contribとかないし。。
従って、これをDebian 10 "Buster" stableの国内サーバーも使用した標準的な内容に書き換えます。

# See https://wiki.debian.org/SourcesList for more information.
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ buster main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ buster main contrib non-free

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ buster-updates main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ buster-updates main contrib non-free

deb http://deb.debian.org/debian-security/ buster/updates main contrib non-free
deb-src http://deb.debian.org/debian-security/ buster/updates main contrib non-free

/etc/apt/sources.listにこれを上書き。。

3)システムアップデート・アップグレードの実行

ターミナルから・・sudo apt update;sudo apt upgradeを投入

4)日本語化残処理:ibus-mozcのインストール&設定

日本語化の中で唯一の残処理は、日本語input methodのインストールと設定になります。
gnome3環境ですので、今回はgnomeと相性の良いiBus-Mozcを使用します。

①iBus-Mozcのインストール

ターミナルから・・sudo apt install ibus-mozcを投入。。

②iBus-Mozcの設定

 iBus-Mozcのインストールが完了したら、logout/loginし、iBus-Mozcの設定を行います"設定"→"地域と言語"から。。

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 input methodの優先順位は必ず上記スクリーンショットの順番で。。

次に、パネルに表示されたIM-indicatorをマウスクリックし、表示されるメニュー中の”日本語Mozc"を選択すると、以降iBus-Mozcによる日本語入力が可能となります(半角/全角キー押下で入力モードを切り替え)
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 4.基本設定

1)Conkyの文字化け収拾

Voyagerは、多くのConkyテーマをpre-installしており、独自Conky managerでこれらを切り替えながら使用する事ができます(Box Voyager→Conky Control)。
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Conkyテーマの選択
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上記最後のスクリーンショットで"設定保存"を選択すると、conky自動起動Shellが書き換えられる仕組みとなっています。

問題となるのは、日時を表示させるconkyテーマを使用すると、ロケールと使用するフォントの問題から曜日等が文字化けを起こし判読不可能になってしまう点です。またフォントを日本語表示可能なフォントに変更しても、並びが欧米風のため、このあたりも修正しないと日本人がこれを見るとすればNGとなります。上記VoyagerのConky managerのスクリーンショットでは、文字化けを収拾させているため問題は見えませんが実際には以下のように文字化けが発生します。
いつもの手ではありますが、この問題に関しては、Conky表示時のロケールをEnglishにして対応します。Voyagerのconky自動起動shellを自動起動するようにデスクトップファイルが作成されていますのでこれを直接修正します。

修正ファイル⇒ホーム/.config/autostart/Conky19.desktop
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LC_ALL=Cを上記位置に挿入して保存
以上処理完了後、logout/loginを行えばconkyをロケール:Englishで表示するようになり、Conky文字化けの収拾は完了します。

2)デフォルトフォントの変更(Option)

これはお好みにあわせて・・という事で。他アプリケーションのフォント変更は今ままで何度か投稿しているため割愛です。
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他、筆者は、オンラインアカウントの登録、Box Voyagerを使用して、Conky themeの切り替えや、gnome-shell-extentionとしてopenWeatherのインストール等を行い冒頭のようなデスクトップを完成させています。

 5.評価

軽快性:A-、機能性:A+、安定性:A、インストール・初期設定・日本語化残処理・基本設定の平易性:B

こんな所ではないかと。。Debianベースでは高機能をうたうDistributionとしてMXが存在しますが、Xfce4であり、gnome3デスクトップ環境だと選択肢が一気に狭まります。
こういった意味では、Debian 10 "Buster" stable ベースのVoyager 10は貴重な存在です。

問題としてconky表示に関しては致し方ないものの、repositoryの初期設定内容はいただけないため、これは早急の修正をお願いしたい所です(アップデートがもう出ているかもしれませんが)。。日本語入力部分に関しては、せめて、ロケールが日本語の場合、ibus-mozcのインストールぐらいはやっといて頂いたほうがよいと思います。

とはいうものの、完成品は◎。筆者おすすめの一本となります。さすが・・Voyagerといったところでしょうか。。。


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