elementary 6 beta2 〜Ubuntu 20.04 LTSベース! 世界的に人気のelemetary OS、その最新バージョン6 beta 2を正式リリース前に簡易検証してみる・・



elementary OS 6 beta2リリースです。世界的に人気の高いelementary OSのUbuntu 20.04 LTS版・・のbeta 2となります。beta 1は・・さすがにまだちょっと・・という感じでしたが、今回はまあまあ安定可動しますので、取り上げる事にしました。

elementary OSはWindow managerにMutterベースのGalaを採用するPantheonデスクトップ環境を搭載しています。Pantheonデスクトップ環境の特徴として全体的にSimpleさを追求しており、結果、他のデスクトップ環境に見られない美観を維持しています。Simpleさをかなり追求しているため、Pantheonでは必要最小限のデスクトップ変更機能しか標準では提供してません。またpre installアプリケーションも最小限であり、したがって、外観等のカスタマイズをせず、好みのアプリケーションをAppCenterを使い自分でインストールし、気軽に利用する・・といった利用形態が最も向いているものと思います。反対にガンガンに環境をカスタマイズして使用するという利用形態には向いていません。

今回は、正式リリースを前にしたelementary 6 beta 2を簡易検証し、elementary OS 5との違い、他、気がついた点を紹介していく事とします。

1.インストールプロセスは?

これは大幅に変わっています。インストールプロセス、画面遷移に関しては、正式版が出てから紹介しますが、独自インストールプロセスを採用し、他のUbuntu baseとは一線を画します。あまりにsimpleなため、これでいいのかな・・と思ってしまいましたが、これも以前のelementaryと比較した場合、大きな改善点であると考えています。

2.初期設定Windowの処理って?

ここで設定できるのは、外観のアクセント色&Dark系(黒色系)かLight系(白色系)の選択、夜間モードの利用、自動削除の設定、オンラインアカウントの設定となります。





オンラインアカウントのカレンダー同期は、Gnomeと異なり、CalDev経由ですので使い勝手はそんなによくありません。またimap mail設定を使って、gmailや、microsoft mail等、imapで使用しているアカウントを設定すると、pre-installされるelementary Mailに自動設定されますが、相変わらず2段階認証してるものはだめっぽいので、ここは全くNGです(笑。あっさりこれはThunderbirdを別途インストール・・という事にしました。

2.repositoryってどうなってる?^^;

実はrepositoryを最適化するためのツールはpre-installされていません。synapticがインストールされていれば良いのですが、このインストールはやめて、念の為、/etc/apt/sources.listを覗いてみると・・

さらにmirrors.txtを参照するようになっていて・・・、これを開くと・・・


ふむ・・日本語指定でインストールすれば、repositoryは国内サーバにセットされているので、良しとしました。

3.日本語化は?

システム及びpre-installされるアプリケーションの日本語化は日本語指定でインストールすれば完了するタイプです。デフォルトで設定される日本語input methodは、iBus-Mozc。im indicatorのメニューから日本語(Mozc)にチェックすれば、日本語入力は問題なく行えます。


でも・・日本語入力を終えてもinput methodのwindowが中々消えてくんない。まだbeta 2なのでしょうがないか^^;・・・

4.AppCenterの出来って・・

基本的に、AppCenterによって、ソフトウエアインストール/アップデートを行います。この挙動が最も怪しい・・^^;。まずUbuntu repositoryやflathubに存在するアプリケーションがAppCenterにすべて表示されて来ません。制限をかけているような・・^^;。

例えばAppCenterのネットワークカテゴリを選択してみると・・

こんな数って事はありえません。試しにFirefoxをインストールしようとすると・・
検証してないから危ないよ的なメッセージ。ただ、これをインストールしても多分日本語化はされない可能性を考えてここではインストールをやめ、直接コマンドで、gimpを、次にflathubから直接Firefoxをインストールし、AppCenterの表示状況を確認してみる事にしました。

・gimp→sudo apt install gimp

・Firefox

これでもAppCenterの表示状況は変わらず・・ので再起動してみると・・

こんどは大丈夫っぽい・・^^;。flatpak、UbuntuアプリケーションもAppCenterに表示されているように見えますが・・微妙な点としてUbuntu repository、flathubに両方存在するものが1個しか出てきません。

一度、ubuntu repositoryやflathubからインストールすればAppCenterにも各repositoryの内容が反映されるようだ・・という事がわかったので、この品質でこれ以上触っても意味がないと判断し、あとはコマンドを使ってアプリケーションを順次導入していく事にしました。

言い忘れましたが、elementaryのコアソフトウエア(system)はflatpakを使ってアップデートが行われており、flatpakのrepositoryはelementary独自のものを使っています。

Ubuntu系では斬新。。
なお、snapはpre-settingされていません(無論インストールすれば使えるものと思いますが)。

5.Tweaks(外観の変更・・テーマ、デフォルトフォント等の変更)は使えるの?

elementary 6 beta 2でも専用のTweaksを別途コマンドでインストールすれば使用できます。elementary 5の頃のTweaksとは異なります。また、Gnome Tweaksとも異なります。この2つは絶対使ってはいけません・・^^;。

何気に日本語化されているところが◎・・。

ちなみにgnome-look.orgからMac風アイコンテーマ、GTK3テーマをダウンロード・設定し、レイアウトをpre installされているmacOSに設定するとelementaryの外観をMac風に変えられます。

デフォルトフォントの変更もTweaksを使って・・。


詳細は正式版が出てから・・という事で。。

6.First impressionは?

まだ、Beta 2の段階で、毎日鬼のようなアップデートが降ってきますが、設定さえ終了すれば比較的安定稼働しています。AppCenterの出来はまだ危ない感じがプンプンで、まだこれを安定させるにはちょい時間が必要な気がします。相変わらずオンラインアカウントの設定では2段階認証されているアカウントを使うとNGなので、これは、また、やっぱり使わないかな・・^^;。

flatpakとかなり融合しており+aptによるUbuntu repositoryも・・という構造でソフトウェア管理システム:AppCenterに統合されていて結構面白いかも。login直後の消費メモリーはそこそこですが、適度なWindow効果を持っている割にはきびきび動きます。Ubuntu 20.04 LTSがリリースされてから1年ちょい。ようやくelementary 6の正式リリースが見えてきましたが、勝負所はリリースされた際のAppCenterの出来かな・・というのが正直なところです。

進化したelementary 6・・正式リリースが楽しみです。




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